りんごの村
-
こころをはぐくむおはなし
1950年に誕生した名作、新装復刊 -
働くこと、感謝すること、⼈間の欲や真心、自分らしさとはなにか、音楽を奏でる虫たちのお話など、心に響く物語を素晴らしい挿絵と楽しめる児童⽂学です。
「りんごの村」「二つの自動車」「ふるぐつホテル」の3 作品を収録。
編集者のおすすめポイント
1950 年に刊行され、絶版となっていた児童文学作品を現代の読者にも手渡したいという願いから生まれた⼀冊です。作者の小出正吾氏は戦前から戦後、長らく児童文学に貢献された作家であり、子どもたちへのあたたかいメッセージが物語に込められています。原書で装丁、挿絵を手がけた河野鷹思氏は日本のグラフィックデザイン界の先駆けの存在で、デザイン性とクオリティは時代や国を超えて通用する力強さがあります。新しい作品として読者に届け、子どもと共に読む大人には、この作品が生まれ、読まれた時代にも目を向けてほしいと願っています。