ずいぶんと早い初雪をきっかけに、あっという間に冬がやってきました。
木々の葉が落ち、晴れた空が広々とみえるかたわら、渡り鳥たちがやってきて水辺はにぎやかです。
身近にみられる生き物たちを通して季節のうつろいを知る二十四節気では、12月の今ごろを「大雪(たいせつ)」といいます。
そしてまもなく大きな境目、1年で最も昼が短くなる「冬至」をむかえます。
二十四節気ごとにみられる生きものたちを、美しい写真とともに紹介する『にほんのいきもの暦』をひらいてみると、
15日ごとに変わるこうした時季の名前だけでなく、渡り鳥たちの種類や、あちこちに実っている真っ赤な木の実の名前などがわかってきます。
名前がわかると親しみがわいて、小さな出会いが嬉しくなり、ちょっとした道のりでも歩くことが楽しくなってくるから不思議です。
身近なところに置いてほしいこの『にほんのいきもの暦』が、このたび文庫本として発売されることになりました。
持ち運びにぴったりなので、ぜひお散歩のお伴にしてくださいね。
おうちでじっくりながめるときには、大きな写真で生きものたちをつぶさにみられる通常版がおすすめです。
(update 2016.12.13)