いよいよ7月にはいり、2014年もあと半分。
6月までのあいだに、絵本『わたしは樹だ』『おやすみなさい』、
沖縄離島の旅ガイド『ていねいに旅する沖縄の島時間』、
レシピ本『SPICE CAFEのスパイス料理』『アメリカン・アペタイザー』と
5冊の本をアノニマ・スタジオからみなさまにお届けすることができました。
夏から秋にかけても、大人気しかけ絵本の第3弾や、画集のような絵本、
大好評『こころのヨーガ』の続編などが予定されています。
さて、本づくりをしている私たちアノニマ・スタジオは、
なくてはならないパートナーのみなさまに支えられているからこそ、
全国に本をお届けすることができます。
1年の半分という節目を迎えたこの機会に、
その舞台裏を、今日は少しだけご紹介いたします。
日本には書店さんは約14,000店あります。
すべての書店さんと直接お取引をすることは現実的に難しいため
流通は、他の会社さんにお願いすることになります。
「取次」という仕事について、聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、取次会社さんとアノニマ・スタジオの本をやりとりしてくださっている
倉庫会社「大村紙業」さんのご紹介です。
大村紙業さんは、印刷会社さんで印刷されたアノニマ・スタジオの本を
このようにきちんと美しく保管してくださっています。
整然とならんで出番を待っている本たち。
ここから、注文の数に応じて、人の手で集められ、
行き先ごとにわけられ、箱詰めされます。
こんな風に、1冊1冊丁寧に、書店さんへ届けられていきます。
本は、読者のみなさまに届くまでに、本当にたくさんの人の手を借りています。
それは、全国津々浦々にある書店でも、ネット書店でも同じです。
「ことば」というのは、何かしら“よりしろ”がなければ、ひとに届けることはできません。
インターネット、本、動画、録音、あるいは直接耳に入る人の声。
よりしろ=メディアのかたちはさまざまですが、「本」というかたちには
ほかのメディアにはない、「もの」としての魅力があります。
独自の魅力を持っているのは、他のメディアでももちろん同じこと。
インターネットにはインターネットにしかない良さがあります。
本の場合、その魅力をたくさんの人に伝えたい!と思ったときに
「もの」であるがゆえに、届くまでにたくさんの人手を必要とします。
大村紙業さんの、堅実で正確なお仕事があってこそ、
全国の書店さん、取次さんを通じて、みなさんの元へ本が届いているのです。
大村紙業のみなさま、いつも支えて下さって、ありがとうございます。
これからも、書店さま、取次さま、印刷会社さまはじめ、
出版を支えて下さっているみなさまについて、ご紹介していければと思います。
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