アノニマ・スタジオWebサイトTOP > BOOK MARKET > 第10回 BOOK MARKET 2018 > 2018 出展社一覧 > 出展社紹介:自然食通信社
自然食通信社
1981年、隔月刊の雑誌『自然食通信』を創刊するため出版社を起こし、誌名をそのまま社名としました。自然な食べもの 自然な暮らしをしたいね…。どうすれば、そうした暮らしに行き着くことができる? いま居るところからどんな一歩が踏み出せるか——、読者に呼びかけ、また、たくさんの読者に参加してもらい作っていた雑誌を16年。休刊後も、作るものが単行本に替わっても、本の送り手にもブーメランのように返ってくる、シンプルな問いかけに身を引きしめながら、少量生産の本づくりをしています。当日は好評のマヤコーヒーなども用意してお待ちしています!ぜひ出展ブースにのぞきに来てくださいね。
http://www.amarans.net/
おすすめの本
『すべてはおいしさのために』
オーボンヴュータン 河田勝彦
1960年代、バタークリームのショートケーキが宝石に見えたという子供の頃の憧れを胸にフランスへ渡った若き日。パリでの菓子修業に加え、裾野に広がる地方の素朴な菓子との出会いが、『オーボンヴュータン』オーナーシェフ、河田勝彦の菓子作りの原点。小さな伝統菓子から、華やかな生菓子、丸4日かけて仕上げるカヌレまで、数百種に及ぶ菓子のどれひとつ手を抜かないと自らに課して40年。伝説の職人は街角の小さな店の厨房から、きょうも「おいしくて、甘い」菓子を生み出している。「僕らの表現方法は、作る菓子がすべて」という、希有の職人の生き方が詰まった、仕事を持つすべての人に届けたいパティシエの哲学書です。
『ききがたり ときをためる暮らし』
つばた英子・つばたしゅういち
「本当の豊かさというのは、自分の手足を動かす暮らしにあると思いますよ」
84歳と87歳、どんどん美しくなる人生。70種の野菜と50種の果樹に囲まれたキッチンガーデン。山を削ってできた造成地に丸太小屋を建て、木を植え、土を耕し、自給自足をめざして四半世紀。自分流に、手間ひまを楽しみ、ていねいに生きてお金はなくても、何かが溢れている。映画『人生フルーツ』のふたりが語る、おもてなし大好きなじぃじとばぁばの小さなキッチンガーデンから次世代に届けるやさしいメッセージ。「ふたりの言葉に日常的に触れていたい」と、子から親へ、親から子へとプレゼントする方も多いロングセラー本です。
『ふたりから ひとり ときをためる暮らし それから』
つばた英子・つばたしゅういち
「好きなものは思い出がいっぱい詰まっているから、思い出をいっぱい食べているようなものだね」
『ききがたり ときをためる暮らし』から4年。その後のふたりの日々と、しゅういちさん亡き後の英子さんの暮らし―。ふたりが積み重ねた歳月は、いつしか65年のときをためて、ひとり暮らしへと踏み出した英子さんの変わらない営みへと引き継がれ、あらたなおもてなしの楽しみを生み出しています。愛らしくも潔い89歳の心豊かな日々をお届けします。
水野恵美子/聞き手
落合由利子/撮影
『野草の手紙~草たちと虫と、わたし 小さな命の対話から~』
ファン・デグォン/著
清水由希子/訳、辻信一/序文
わずかな野草とそこに生きる虫たちの目線に自らが降りたとき、ファン・デグォンの内面に深くやさしく変容が起きた。誰も目に留めることのない小さないのちの世界は、人間が築き上げてきた文明がいかに自分たちだけに偏ったものなのかを投げかける。覚えのない重罪に問われた身でありながらも、無機質な刑務所内での暮らしを軽やかなユーモアにのせて、小さな生きものたちの在りようから見出した、静かなる気づきの日々を妹にしたためた珠玉の一冊。
釈放後に手紙を編集して出版された本書は、小さな命との交歓をつうじて自身の心身と社会への見方を大きくつくりかえていった筆者の、平和の思想の原点として読み継がれています。
『からだのーと』
早川ユミ/絵と文
布作家・早川ユミさんの、土を耕し、種をまき、その土地で採れたものを活かしきる暮らし。草木染めした布を一針一針ていねいにちくちく縫うように、身体をいたわり手当てを実践してきた著者。消費するばかりの社会の中で野生の勘を失いつつある現代人のからだの不調に応えたい、と、長年師事している丹田呼吸法や冷えとり健康法、温熱療法などの師の教えを自身の経験を踏まえ紹介。日々の暮らしの中で実践できる手当て法も盛り込みながら“いのちまるごと”レッスンとしてまとめました。ページからはみ出しそうなおおらかで大胆なイラストも愉しさいっぱい。冷え、アレルギー、婦人科系の疾患ほか、からだの不調に悩む女性たちに手に取っていただきたい一冊です。
『産後百人一首』
渡辺大地/著 ばばかよ/イラスト
待ちに待った赤ちゃんがわが家に!けれど新米ママ・パパたちは一生懸命やればやるほど慣れない育児の深みにハマり…。“イクメン”のつもりだった著者自身の経験と産後サポート事業の中で見えてきたツマとオットの悲喜こもごものいき違い・すれ違いを、百人一首の元歌をアレンジして詠んだ「ひとり百首」。その中から厳選した51首と公募作品34首を取り上げ、出産直後の女性の体や心の変化、それに伴い変化する夫婦関係や夫の生活など、どちらの視点にも立ちながら解説。独自センスの画力で唸らせるイラストレーター・ばばかよさんのイラストが興を添えている。産婦人科医・宗美玄さんと著者による公募作品誌上選評対談では、生々しい裏事情をお茶の間風に愉しく読み解いている。産後を笑って泣いて語る子育て中のあなたへの応援歌です。
『手づくりのすすめ 新装改訂版』
自然食通信編集部/編著 宮代一義/版画
味噌に醤油に麹、酒まんじゅう、かまぼこ、ちくわ、豆腐にこんにゃく…暮らしの中から生まれたベーシックな食べ物23品。長い年月を重ねて受け継がれてきた手づくりの知恵と技の数々が失われる前に、と全国各地の先輩方に手ほどき願い、素朴な版画を交えて丁寧に再現しました。1987年初版から添加物表示制度の動向も補足した新装改訂版。今も売れ続けている超ロングセラー本です。先人の知恵がぎっしり詰まった次世代に残したい台所の新たな座右の書。
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