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而立書房
而立書房では、演劇・人文・文芸書を中心に刊行しております。本を読むことでその後の世界が少し変ってくるような経験を読者に提供できれば、本を読んで、考えて、行動(表現)する、人の能動的活動の一助となることができれば、と日々精進しております。
今年もささやかながらブースを設けますので、よろしくお願いいたします。
http://jiritsushobo.co.jp/
おすすめの本
『リアリズム演技』ボビー中西
而立書房には『サンフォード・マイズナー・オン・アクティング』という演技論のロングセラーがありますが、本書の著者は、そのマイズナーの学校(アメリカ)に学び、俳優デビューしました。渡米前にはコント赤信号に弟子入りしていたという逸材で、硬軟とりあわせ今春に刊行された演技の教科書は売れに売れております。
『対談』加藤典洋
「人びとと生きる社会で」「人びとの生きる世界で」の2つのパートにわけ、田中優子、石内都、中原昌也、古市憲寿、高橋源一郎、佐野史郎、吉見俊哉、池田清彦、養老孟司、見田宗介、吉本隆明の各氏との対談を収めました。文学・芸術・社会・科学の多岐にわたり、戦後から現在までの射程で日本をみつめる大きな思考力が堪能できます。
『人生は短い/月日はめぐる』
クレイグ・ポスピシル
階級社会の子どもたち、悩めるティーンエイジャー、結婚の夢と現実、親子の確執、迫りくる老い……現代ニューヨークに生きる人々のシュールな人間関係を描いた、「セックス・アンド・ザ・シティ」のファミリー版ともいえるコメディ戯曲です。やがて来る不条理社会への警鐘としても楽しめます。おすすめです。
『四川紀行 新版』今井駿
いろいろな中国が語られていますが、市民目線の一冊で、ドキュメンタリー映画を見ているかのような読後感があります。日本にもこんな人いたような……、いや、中国ならでは?と、人のこと、ふるきよき時代のこと、国境のことなど考えさせられます。私はこの本で中国の石窟の見事さを知り、訪ねてみたくなりました。
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