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西日本出版社
本籍地のある本をテーマに、2002年大阪で創業しました。 あれから15年、ガイドブックから政治問題まで、面白いと思うもの、伝えたいと思ったものを、出してきました。 東京の本屋さんでは、目にしない本もたくさん持っていきます。 そうそう、本を作る過程で生まれたり、かかわった超レアな雑貨もありますのでご期待ください。 出展は三回目、ようやく慣れてきたので、ちょっと攻めてみたいと思っています。その一つが「ニジノ絵本屋さんの本」のいしいあやさんのトークイベント、本屋さんをやろうとしたところから、よりよくを目指していると、出版社をやることになり、売るための読み聞かせはパフォーマンスにまで昇華しました。そのほんわかしてるのにパワフルな感じをお楽しみください。http://www.jimotonohon.com/
おすすめの本
『島好き最後の聖地 トカラ列島秘境さんぽ』松鳥むう
鹿児島からフェリーに乗ること10数時間、
船が出るのは三日に一度、
少しでも海が荒れると、接岸できないので、出ない日も普通にあります。
そのすぐ先の奄美には飛行機も飛んでいるので、楽に行くことができるのですが。
なので、日本の島々を旅した人が最後に目指すのが、このトカラ列島なのです。
島本を数々出してきた松鳥むうさんが西日本出版社を訪ねてきたのは5年ほど前。
「すっごく魅力的なのに、どこの出版社も出してくれないんです」
なら、行きましょうかと、一緒に旅しました。
そこにあったのは・・、と言うわけで企画にGOをだし、むうさんはトカラに通い詰めて、本書を書き上げました。
水は無いけど、温泉は湧き放題。
お店はないけど、みなさん集まって飲んでいます。
いろいろくれたりもします。
神社にはサメの歯の後のような文様があり、シュロの木を纏って踊るお祭りは南方のよう。
宝島にはキャプテンキッドが宝を隠したという言い伝えもあります。
そんな7島の物も、人も、観光地(?)も、歴史もくまなく紹介しました。
イラスト満載で眺めてるだけで面白い本、巻頭の島の神ボゼの漫画は必読です。
『ニジノ絵本屋さんの本』
いしいあや/文、こばやしゆき/イラスト
はらぺこめがねを世に送り出した、本屋さんで出版社で絵本パフォーマー。
1.5坪のお店から始まった、愛されキャラで、気が付いたら前に進んでいる(前に進むことしかできない)いしいあやの、スーパー絵本屋ふんとうき。
ひょんなことから「絵本屋」になり、思うように絵本の仕入れができなかったので、「仕入れができないなら、売る物(絵本)は自分で作っちゃおう!」という流れから出版社にもなる。自店だけではなく、もっといろんな人に作った絵本を知ってほしい!
ということで、絵本を背負って国内外問わず行商に出かける。(合言葉は「旅行と営業はワンセット」)スタッフとはじめた絵本パフォーマンスがどんどん広がり「絵本×音楽」「絵本×食」など絵本にまつわるエンターテイメントで国内外問わず興行。
社員は、自宅のあばら家でみんなで生活。(元スタッフも、ペルー人のハーフの可愛い子も一緒)全国の本屋さんと仲良くなって、ニジノ絵本屋から「絵本作家の絵本棚」という絵本作家さん選書の超絶イケてる絵本コーナーを棚キャラバンとしてスタート。
「7つの絵本プロジェクト」をはじめ、すべての事業が目が離せない展開真っ只中!!!
絵本屋さん、出版社、パフォーマー、海外展開、なんでもしてみたい人、必読。
>>『ニジノ絵本屋さんの本』刊行記念トークイベント、ニジノ絵本屋いしいあやとは何者なのか?
『能の本』『能の本2』
村上ナッツ/文
つだゆみ/マンガ
辰巳満次郎/文・監修
監修、辰巳満次郎(シテ方宝生流能楽師、1978年東京藝術大学音楽学部邦楽科卒)
の言葉より
折しも本書の監修をさせていただくことになりましたが、この本は所謂、これまでの解説本や手引き本とは似て非なるものです。
最も特徴的なのは、曲のあらすじを紹介するのではなく、能のものがたりを書いている事です。能の原文(謡・詞章)にも忠実に、さりとて単なる対訳ではありません。監修としては、自身の流儀である宝生流を基本に、他の流派とも出来る限り共通する演出内容になる事を心掛けました。文章を担当した脚本家の村上ナッツさんは、その期待に存分に応えて下さいました。 読者の皆様は、きっと能の世界に惹き込まれることでしょう。
本書で曲を実感してから能をご覧になれば、より一層舞台を楽しんでいただく事が出来るものと考えております。
僭越ながら、随所に能の歴史や世界観をコラムを書かせていただきました。そこには伝書・口頭での大事な伝承であったり、師から教わり身についたことなど能役者として大切に伝えてきたこと書き記しました。能を知り楽しむためには、単にストーリーが解るだけでは物足りません。能の持つ本質的なもの……「精神性」「文学性」「芸術性」を理解すれば、大きく楽しみは膨らみます。文中には無くとも、物語の裏に隠された事柄、サインなどを知っていれば、それらに思いを馳せることによって、益々興味も深まることでしょう。
本書が能鑑賞の一助として、日本文化が詰まっている古典芸能を身近に感じて頂く重要なツールとして、皆様のお手元に在らば幸いです。
写真集『美しい刑務所 明治の名煉瓦建築奈良少年刑務所』
上條道夫/写真
寮美千子/企画・文
明治時代、諸外国から刑務所の劣悪さからも人権意識のないことを指摘され、つくられた5大監獄、それも今残っているのはここ旧奈良少年刑務所のみ、懸命に一等国を目指してがんばっていた日本の証です。
明治41年竣工の、遊園地と見まごうような愛らしい煉瓦の門。明治の日本人が、欧米諸国に学んだのは、建築という器だけではなく、人権という思想でした。
水が器に従うように、人の心も建物に左右される。この煉瓦建築だからこそ地元民から愛され、心やさしい更生教育ができた奈良少年刑務所。専門家による建築の詳しい解説と、刑務所教育に拘わった25人のインタビューも収録。
日本唯一のひとつの刑務所だけをじっくり撮った写真集です。
雑貨 豆ずきん
出来たとたんに売り切れる、超レア手作り雑貨豆ずきんも持っていきます。
イベント情報
7月29日(日)12:00~13:30 (開場11:30)『ニジノ絵本屋さんの本』刊行記念トークイベント、ニジノ絵本屋いしいあやとは何者なのか?
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