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自然食通信社
1981年、隔月刊の雑誌『自然食通信』を創刊するため出版社を起こし、誌名をそのまま社名としました。自然な食べもの 自然な暮らしをしたいね…。どうすれば、そうした暮らしに行き着くことができる? いま居るところからどんな一歩が踏み出せるか——、読者に呼びかけ、また、たくさんの読者に参加してもらい作っていた雑誌を16年。休刊後も、作るものが単行本に替わっても、本の送り手にもブーメランのように返ってくる、シンプルな問いかけに身を引きしめながら、少量生産の本づくりをしています。当日は好評のマヤコーヒーなども用意してお待ちしています!ぜひ出展ブースにのぞきに来てくださいね。
http://www.amarans.net/
おすすめの本
『100年未来の家族へ ぼくらがつくる〝弁当の日″5.7.5』
竹下和男/文・写真、宝肖和美/写真
「親は決して手伝わないで」竹下校長(当時)の一言から〝弁当の日″が始まって18年。弁当の材料の買出しから調理、後片付けを子どもたちだけで行う〝弁当の日″の実践校は、2300校にのぼる。本書は著者が18年間撮りためた〝弁当の日″の写真、子どもたちの成長を物語る数々のエピソードから掬いあげた川柳128句で構成。ひとりで弁当をつくり、仲間とともに食べる姿は抜群の表情。子どもの自立を促す試みは、100年先の未来の家族を見据えています。
「口も手も 出さなかった母 ありがとう」「ふるえてる 見ている私も 包丁も」
『すべてはおいしさのために』
オーボンヴュータン・河田勝彦
1960年代、フランスへ渡りパリでの菓子修業時代、裾野に広がる地方の素朴な菓子との出会いが、『オーボンヴュータン』オーナーシェフ、河田勝彦の菓子作りの原点。「小さな伝統菓子から、華やかな生菓子、丸4日かけて仕上げるカヌレまで、数百種に及ぶ菓子のどれひとつ手を抜かない」と自らに課して40年。伝説の職人は街角の小さな店の厨房から、きょうも「おいしくて、甘い」菓子を生み出す。「僕らの表現方法は、作る菓子がすべて」という、希有の職人の生き方が詰まった、仕事を持つすべての人に届けたいパティシエの哲学書。
『ききがたり ときをためる暮らし』
つばた英子・つばたしゅういち
「本当の豊かさというのは、自分の手足を動かす暮らしにあると思いますよ」
84歳と87歳、どんどん美しくなる人生。山を削ってできた造成地に丸太小屋を建て、木を植え、土を耕し、自給自足をめざして四半世紀。自分流に、手間ひまを楽しみ、ていねいに生きてお金はなくても、何かが溢れている。映画『人生フルーツ』のふたりが語る、おもてなし大好きなじぃじとばぁばが次世代に届けるやさしいメッセージ。「ふたりの言葉に日常的に触れていたい」と、子から親へ、親から子へとプレゼントする方も多いロングセラー本です。
『ふたりから ひとり ときをためる暮らし それから』
つばた英子・つばたしゅういち/著
水野恵美子/聞き手、落合由利子/撮影
「料理をつくることで、いつも心穏やかにいられる。私を支えているのは、台所じゃないかなって思いますよ」
『ききがたり ときをためる暮らし』から4年。その後のふたりの日々と、しゅういちさん亡き後の英子さんの暮らし―。ふたりが積み重ねた歳月は、いつしか65年のときをためて、ひとり暮らしへと踏み出した英子さんの変わらない営みへと引き継がれ、あらたなおもてなしの楽しみをみつけていきます。愛らしくも潔い89歳の心豊かな日々をお届けします。
『野草の手紙~草たちと虫と、わたし 小さな命の対話から~』
ファン・デグォン/著
清水由希子/訳、辻 信一/序文
覚えのない重罪に問われた身でありながら、無機質な刑務所での暮らしでファン・デグォンさんは、わずかな野草とそこに生きる虫たちの目線に自らが降りていった。そのとき著者の内面に深くやさしく変容が起きた。誰も目に留めることのない小さないのちの世界は、人間が築き上げてきた文明がいかに自分たちだけに偏ったものなのかを投げかける。釈放後に妹にしたためた手紙が編集され書籍が刊行される。小さな命との交歓を通じて自身の心身と社会への見方を大きくつくり変えていった筆者の平和の思想の原点がここにあります。
『からだのーと』早川ユミ/絵と文
草木染めした布を一針一針ていねいにちくちく縫うように、身体をいたわり手当てを実践してきた布作家・早川ユミさん。長年師事している丹田呼吸法や冷えとり健康法、温熱療法などの教えを自身の経験を踏まえ紹介。日々の暮らしの中で実践できる手当て法も盛り込んだ“いのちまるごと”レッスン。ページからはみ出しそうなおおらかで大胆なイラストも愉しさいっぱい。冷え、アレルギー、婦人科系の疾患ほか、からだの不調に悩む女性たちに読んでほしい一冊。
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