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西日本出版社
西日本のことは西日本から西日本の人間の手で全国に届けたいと思い日々やっています。テーマは「本籍地のある本」。奈良に縁があるので、奈良時代を中心とした上代の人たちの思いを伝えたいという思いから「古事記」「日本書紀」「万葉集」を、全編通して、楽しく、予備知識なく読むことができるように本にしています。今回は、「わかる日本書紀」の著者の村上ナッツさん、つだゆみさんが、ステージで日本書紀パフォーマンスを行います。お楽しみ下さい。他にも、明治時代の日本人の矜持「奈良少年刑務所」の写真集や、そこで行われていた絵本と詩の教室のノンフィクション、西日本の島・芸能・文化・ビジネスの本など取り揃えてお待ちしています。
http://www.jimotonohon.com/
おすすめの本
『ニジノ絵本屋さんの本』
いしいあや/文
こばやしゆき/イラスト
本屋さんで出版社で絵本パフォーマー。1.5坪のお店から始まった、愛されキャラで、気が付いたら前に進んでいる(前に進むことしかできない)いしいあやの、スーパー絵本屋ふんとうき。
ひょんなことから「絵本屋」になり、思うように絵本の仕入れができなかったので、「仕入れができないなら、売る物(絵本)は自分で作っちゃおう!」という流れから出版社にもなる。自店だけではなく、もっといろんな人に作った絵本を知ってほしい!ということで、絵本を背負って国内外問わず行商に出かける。スタッフとはじめた絵本パフォーマンスがどんどん広がり「絵本×音楽」「絵本×食」など絵本にまつわるエンターテイメントで国内外問わず興行。絵本屋さん、出版社、パフォーマー、海外展開、なんでもしてみたい人に、おすすめです。
『写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築奈良少年刑務所』
上條道夫/写真
寮美千子/企画・文
明治時代、諸外国から刑務所の劣悪さからも人権意識のないことを指摘され、つくられた5大監獄、そして2016年まで現役で使用された奈良少年刑務所(現・旧奈良監獄)。懸命に一等国を目指してがんばっていた日本の証です。
明治41年竣工の、遊園地と見まごうような愛らしい煉瓦の門。明治の日本人が、欧米諸国に学んだのは、建築という器だけではなく、人権という思想でした。
水が器に従うように、人の心も建物に左右される。この煉瓦建築だからこそ地元民から愛され、心やさしい更生教育ができた奈良少年刑務所。専門家による建築の詳しい解説と、刑務所教育に拘わった25人のインタビューも収録。少年刑務所として本来の目的で使われていた2010年に撮影された、貴重な資料でもあります。
『わかる日本書紀① 神々と英雄の時代』
村田右富実(関西大学教授)/監修
村上ナッツ/文
つだゆみ/マンガ
予備知識なしに読むことのできる、はじめての日本書紀です。日本書紀とは、当時の日本が大唐帝国に、対等に付き合うべき国だと認めてもらうために、歴史を書き連ねた日本最古の正史。お堅いイメージが先行して手を出しにくい日本書紀ですが、登場人物の個性豊かさと一筋縄ではいかない展開に気が付いたら引き込まれます。本書では物語のように読むことのできる遊訳と、知っておくべきポイントをまとめたマンガでわかりやすく進行していきます。第1巻では神代を経て初代神武天皇期から第12代景行天皇までを掲載。(全5巻刊行予定)
『よみたい万葉集』
まつしたゆうり・松岡文・森花絵/著
村田右富実/監修
著者の一人松岡あやさんの、「万葉集って、今でいうメールみたい」という言葉から本書は生まれました。当時の歌から、昔と今の人の感性の違いを掬い取って、歌によりそう挿絵とともに、素顔の万葉集に触れてみてはいかがでしょうか。充実のコラムでは、恋の歌はもちろん、創作、日記、猥歌、とも思える当時の万葉人の生活が垣間見える歌をテーマ別に掲載、いろんな視点から万葉集を楽しめるように作りました。
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