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萬書房
2014年創業のひとり出版社です。分野は決めず、出したいものを出す、だけのシンプルな方針で5年やってきました。実際、不妊治療、数学史、作家論、知的障害、英語問題等々、さまざまな分野の本を出してきました。その中でもとりわけ一つの柱として取り組んできたのが、精神医療の問題です。『精神医療の現実』『減薬・断薬サポートノート』に続いて、2018年12月に『発達障害バブルの真相:救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援』、2019年1月に『青年はなぜ死んだのか:カルテから読み解く精神病院患者暴行死事件の真実』を刊行しました。おかげさまで好評で『発達障害バブルの真相』は発売半年で増刷となりました。
次は「ドストエフスキー論」を予定しています。時流に阿らない本をつくっていけたら幸せです。
http://yorozushobo.p2.weblife.me/
おすすめの本
『沈黙を越えて:知的障害と呼ばれる人々が内に秘めた言葉を紡ぎはじめた』
柴田保之
重度重複障害の人も、自閉症の人も、遷延性意識障害の人も、認知症の人も、人はみな内面に豊かな言葉の世界を持っていることを、長年の実践研究から明らかにした感動の書。知的障害の概念が根底から覆る!
『節英のすすめ:脱英語依存こそ国際化・グローバル化対応のカギ!』
木村護郎クリストフ/編著
英語の光と影をさまざまな角度から検証し、節度をもった英語の使い方「節英」を提唱する。英語を飼いならす、りんご(隣語)をかじろう、意外と日本語でいける等々、節英の具体的な方法も満載。英語ができなきゃダメの強迫観念から自由になり、脱英語依存すると、世界の別の姿が見えてくる。
『AIDで生まれるということ:精子提供で生まれた子どもたちの声』
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ・長沖暁子/編著
創業第1作。大人になってから非配偶者間人工授精(AID)で生まれたことを知った当事者6人が、その苦悩や家族との葛藤、提供者への思い、生殖医療はどうあるべきか等々、自分の言葉で綴った初めての書。法整備に向け、第三者の関わる生殖技術を社会全体がどう受け止めるのか議論するためにも必読。
『尾崎翠の感覚世界:《併録》尾崎翠作品「第七官界彷徨」「歩行」「地下室アントンの一夜」』
加藤幸子・尾崎翠
「涼しい風のごときものが、体を走りぬけていった。すぐにその本と私のあいだに、とてつもなく強い磁石が働いているのを感じた。」(『尾崎翠の感覚世界』より)
名著復刊! 芥川賞作家による尾崎翠讃歌。本作品論で言及した三作品を併録。尾崎翠論を読み、尾崎翠作品を愉しむ……至幸のひととき。
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