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世界のノンフィクションがおもしろい!(青土社・作品社・白水社・みすず書房)
こんにちは!「世界のノンフィクションがおもしろい!!」という出版社共同フェア団体です。 もう少し知りたい、でも専門書はむずかしい。読み応えたっぷりのノンフィクション作品は、あなたの「知りたい」欲求を満たします。人文、社会、文学、芸術、自然科学など既存のジャンルを超えた世界の「極上のエンタテイメント」を多数出品予定です。 作品社、青土社、白水社、みすず書房の営業担当が交代でおりますので、ぜひブースにお立ち寄りください。
おすすめの本(青土社)
『シリアルキラーズ――プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実』
ピーター・ヴロンスキー/松田和也訳
世界を慄え上がらせた連続殺人鬼とそうでない人といったいどこがどう違うのだろうか? そんな疑問を探求すべく、著者は古代ローマから現在に至る、シリアルキラーの歴史を描く。そこから浮かび上がってきた〈真理〉とは何か。狂気の正体に迫る!
『ランニング王国を生きる――文化人類学者がエチオピアで走りながら考えたこと』
マイケル・クローリー/児島修訳
なぜエチオピアの人たちはマラソンが速いのか? 彼らは足が速いことで生活が楽になり、人生が豊かになるという。ランニングそのものが人生である国の事情と、ハイエナに囲まれるなどの特殊なトレーニング方法も本書の読みどころ。
『魔女狩りの地を訪ねて――あるフェミニストのダークツーリズム』
クリスティーン・ソレー/松田和也訳
魔女狩りの歴史や、それに伴う魔術的なものへの解釈だけではなく、フェミニストの視点から「魔女狩り」とはなんであったのかを考察。実際にその土地を訪れているので、読んでいると足を運びたくなる。紀行文としてもオススメ!
おすすめの本(作品社)
『夢と幽霊の書』
アンドルー・ラング/ないとうふみこ
各巻に色の名前がついた『世界童話集』で知られる著者が収集した、120年前の幽霊譚の数々。水野葉舟が柳田國男に紹介して『遠野物語』の聞き書きのスタイルを形作った可能性もある一冊。クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘氏による巻末エッセイも魅力的。
『麻薬と人間 100年の物語――薬物への認識を変える衝撃の真実
』
ヨハン・ハリ/福井昌子
「麻薬戦争」はアメリカが仕掛けた詐欺行為だった!? 初代麻薬取締局長官を追うことで明らかになる麻薬政策の闇と、ジャズ歌手ビリー・ホリデイを標的として始まった麻薬戦争の真実とは? 麻薬政策への認識を一変させる全米ベストセラーノンフィクション。
『ヒッピーのはじまり』
ヘレン・S・ペリー/阿部大樹
ヒッピーというとドラッグや派手な衣装のイメージが先行してしまうけれど、この本を読み進めれば最初のヒッピーたちの多様性に驚くことになるはず。今に通じる閉塞感漂う時代に、新しい生を伝えるべく無邪気に生きたフラワー・チルドレンのありのままの記録。
おすすめの本(白水社)
『権威主義の誘惑――民主政治の黄昏』
アン・アプルボーム/三浦元博訳
旧ソ連圏に属した東ヨーロッパ諸国で、民主化の優等生だったポーランドとハンガリーが権威主義体制に変わりつつあるのはなぜか。ピュリツァー賞受賞の歴史家が、民主政治の衰退と権威主義の台頭を米国と欧州の現場で見つめた報告は、かなりの衝撃だ。
『おだまり、ローズ――子爵夫人付きメイドの回想』
ロジーナ・ハリソン/新井雅代訳
子爵夫人は才色兼備な社交界の花形で英国初の女性下院議員、おまけにとってもエキセントリック! その夫人とメイドの軽妙でユーモアたっぷりのバトルは、笑いあり涙ありで引き込まれます。使用人もの回想録の決定版、お屋敷の内側をのぞいてみましょう。
『指揮者は何を考えているか』
ジョン・マウチェリ/松村哲哉訳
指揮棒を持つのと手で指揮をするのとではどう違うのか、スコアにはどんなことを書き込んでリハーサルに臨むのか……、限られた人間しか知らない世界や心理を垣間見せてくれる、指揮者自身が語る「指揮者という仕事」。
おすすめの本(みすず書房)
『ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観』
ダニエル・L・エヴェレット/屋代通子訳
「右と左」、数の概念、色の名前すら存在しない、驚くべき少数民族「ピダハン」。この文化が何百年にもわたって西洋文明の影響に抵抗できた理由、その強固な哲学とは? 私たちが「常識」と信じていることがらが次々と崩されていく驚愕のドキュメント。
『死すべき定め――死にゆく人に何ができるか』
アトゥール・ガワンデ/原井宏明訳
「もう治らない」とわかってしまった時、医師に、家族に何ができるのか? アメリカで90万部を超えるベストセラーとなった医学ノンフィクション。現役外科医である著者が自分の患者、自らの父の終末期に直面して模索する「豊かな死」とは。最終章は感涙必至。
『中国くいしんぼう辞典』
崔岱遠/川浩二訳
家で食べる炸醬麵、街角で食べる川味牛肉麵、料理店で食べる毛肚火鍋…。味わい深い文章と香ばしいイラストで、中国でおいしいものを追い求める“吃貨”(くいしんぼう)たちの胃袋をとらえた、垂涎必至の絶品エッセイ!
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