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藤原印刷
1955年に女性タイピストが創業した印刷会社。企画の段階から造本における仕様の提案を得意とし、あらゆる方へ本づくりそのものを全面的にサポートする。2018年には、自社で印刷した作品の中でもインディペンデント出版限定の書籍を販売するサービス “PTBS(Printing Teller Book Service)“を開始。自社工場を開放したイベント“心刷祭2019“ や来場者1,500人以上を記録した紙の専門商社・平和紙業とのコラボ展示“「効果のある/なしの境界線」展“ など、本の魅力を伝える様々なイベントを企画・開催。https://www.fujiwara-i.com/
おすすめの本
「隙ある風景」
表紙がダンボール、というもの凄いインパクトにつられて開いてみれば、日常にあふれる(けど見過ごしてしまいがちな)隙のある風景とそのすぐ下に添えられた秀逸なタイトルに、ページをめくる手とニヤニヤがとまりません。
イベント出店した際なども、ブースに並べておくとみなさん必ずと言っていいほど手に取ってくれるのですが「え、これも本なの?」「だ、ダンボール?」というあきらかな戸惑いから、中身を知ってひとしきり笑ったあと「かっけぇ・・・」「なにこれ欲しい・・・」とため息を漏らす、みたいな感情の変化もまた見ていて面白いのです。
大真面目にふざける大人たち、かっこよすぎません?
1つ1つ表紙の柄も、写真も違うし、タイトルは日下さん直筆だし、すべてがオンリーワンの写真集です。
「100年後あなたもわたしもいない日に」
トリミングをテーマに、文筆家の土門蘭さんとイラストレーターの寺田マユミさんが作り上げた1冊。
京都文鳥社の代表であり、校正校閲会社の鴎来堂の代表 柳下さんから「本文を丸や四角に抜いた本を作りたいんですよ。」と相談されました。
藤原印刷にとっても初めての挑戦だったので、まずはどのページにどんな形で抜き加工をしたいのかをヒアリングして、それが機械で製本できるのか?紙に無駄があって高くならないのか?
営業と現場で試行錯誤しながら、束見本(サンプル)を何度も作りました。
この作品は、本文が所々抜けてる事がとても大切である事が完成して分かりました。
実際に購入された方はどこがどんな風に抜けてるのか、読みながら楽しんでみて下さい。
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