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萬書房+地湧の杜+サンガ新社
◆萬書房
2014年創業のひとり出版社です。分野は決めず、出したいものを出す、だけのシンプルな方針で丸8年。実際、これまでの刊行点数は18点と少ないものの、精神医療、不妊治療、数学史、作家論、知的障害、英語問題等々、さまざまな分野の本を出してきました。
ただ、ここ数年は、刊行点数がさらに少なくなり、年1、2点に。昨年度はついに1冊も刊行しませんでした。出したいテーマがないわけではありません。それどころかこれまで以上に切実に刊行したいと望んでいるのですが……。そのために必要なのは、孤立を恐れない精神。人生も終わりに近づき、こんなむずかしい壁が目の前に立ちはだかろうとは、思ってもいませんでした。負けずに本を刊行することができるでしょうか。
http://yorozushobo.p2.weblife.me/
おすすめの本(萬書房)
『発達障害バブルの真相:救済か?魔女狩りか?暴走する発達障害者支援』
米田倫康著
これまでもっとも力を入れてきた精神医療の分野では、なんといってもこの本がおすすめ。精神薬の害が子どもにも及んでいる現状に警鐘を鳴らす。
『社会に届け、沈黙の声:知的障害と呼ばれる人々が語る、津久井やまゆり園事件、出生前診断、東日本大震災』
柴田保之著
本書は『沈黙を越えて:知的障害と呼ばれる人々が内に秘めた言葉を紡ぎはじめた』(柴田保之著)の続編。知的障害の概念を根底から覆す前著刊行から5年、彼らの言葉から社会が何かを学びとることをめざす新たな試み。
『ドストエフスキーの戦争論:「作家の日記」を読む』
三浦小太郎 著
ドストエフスキーはなぜ戦争を賛美したのか?! これまで黙過されてきた最晩年の労作『作家の日記』を読み解き、一筋縄でいかない文豪の知られざる実像に迫る。
◆地湧の杜
地湧の杜は、千葉県長南町の古民家を建築当時の江戸時代中期に復元するとともに、周辺環境をそれに合わせて整えます。 自然と寄り添う暮らしを追求しながら、その様子を出版として発信していきます。
https://chiwakinomori.com/
おすすめの本(地湧の杜)
『僕らが変わればまちが変わり、まちが変われば世界が変わる』
2008年に神奈川県の旧藤野町(現在は相模原市)でスタートした「トランジション藤野」の活動を、「トランジション・タウン」という世界的な地域活動の概念の一つの具体的な実践例としてまとめたものです。
「トランジション・タウン」は、2006年にイギリスのトットネスという小さなまちから瞬く間に世界中に広がった地域活動で、「持続可能なまちづくり」をテーマとしています。「トランジション」は、固定した概念でなく、常に人々の活動により変化していくもの。「トランジション藤野」の活動も、概念でなく、10年の活動で湧出してきた手作りの「作品」のようなものです。
多岐にわたるそれぞれの人の自分発の活動が、この本をまとめたことにより、1本の線につながってきます。
その線が、コロナ後の生き方、働き方、暮らし方などについて模索している人たちに勇気とインスピレーションを与えることでしょう。
『稲の多年草化栽培』
稲は本来、多年草である。
稲作文化が発展し、効率化を高めるために現在の単年度ごとの田植え収穫の体制が一般化した。大きく集約的で、機械を利用した稲作にはこれが向いている。
しかし、小規模の自給的な稲作では、稲を多年草化することは、様々な点でメリットがある。
多年草化稲作の大きなメリットは以下の3つ。
1.育苗をしなくてもすむ
2.草取りをしなくてすむ
3.肥料を入れなくてすむ
高価な大型機械はもちろんのこと、お金を出して買う資材、肥料などを極限まで少なくすることが可能。
著者は、稲刈り後放っておいた株が越冬し、翌年芽生えただけでなく、大きく株が育っていることに気づき、多年草化を思いつく。
10年かけて、その条件を研究して多年草化を確立してきた。
有機農法、不耕起栽培を経て、冬期湛水による自給農の新しい形を模索した研究記録。
自給農、自然農、有機農業をはじめ、すべての稲作に関わる方必読。
◆株式会社サンガ新社
株式会社サンガ新社は、2021年7月21日に多くの方々からクラウドファンディングでのご支援をいただき、設立した出版社です。
仏教書の出版社として愛されてきた「サンガ」が元社員編集者二人が中心となって、「仏教を中心に持ちながら、私たちが幸福に生きるためのコンテンツとコミュニティをつくる」というヴィジョンを掲げて「輪廻転生」しました!
良質な仏教書をはじめ、マインドフルネスや幅広く人文書を出版していきます。
またコンテンツ配信とコミュニティのWeb媒体「オンラインサンガ」を展開し、オンラインセミナーもスタートさせています。
私たちの活動にご注目ください!
https://samgha-shinsha.jp/
おすすめの本(サンガ新社)
『サンユッタニカーヤ 女神との対話』
アルボムッレ・スマナサーラ[著]
人類に長く読み継がれてきた初期仏教経典『サンユッタニカーヤ(相応部)』。
その冒頭に収録されている「女神との対話(Devatāsaṃyutta)」の第一経から第三十一経までを、パーリ語注釈書に添いながら丁寧に解説。
さらに、ブッダの教えが現代人の生きる指針として役立つように大胆な新解釈を提示する!
『瞑想と意識の探求』
熊野宏昭[著]
日本におけるマインドフルネスの第一人者で、心療内科医で早稲田大学教授の熊野宏昭氏が、瞑想をテーマに各界の代表者、先駆者6人と語り合う対談集。
自らの瞑想体験を縦軸に、禅、初期仏教、日本的霊性、能楽、障害者教育、数学理論という多様な分野を横軸にして、日本的な感性におけるマインドフルネスの可能性と、言語と意識の本質とは何かを、対話を通して探究する。
『サンガジャパン+(プラス)Vol.1 なぜ今、仏教なのか』
サンガ新社編集部[編]
伝説の仏教雑誌『サンガジャパン』が帰ってきた!
──初期仏教・テーラワーダ仏教を中心しながら、宗派を超えて広く仏教を扱い、仏教界に新しい風を吹き込んできた『サンガジャパン』。
株式会社サンガの倒産によって休刊を余儀なくされましたが、新会社・株式会社サンガ新社が『サンガジャパン+』として新創刊します。創刊号の特集は「なぜ今、仏教なのか」。アルボムッレ・スマナサーラ、藤田一照、横田南嶺、玄侑宗久、内田樹、プラユキ・ナラテボ―、熊野宏昭など豪華執筆陣でお届けする渾身の1冊をぜひ仏教棚へ!
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