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現代書館
現代書館は、1967年に創業した東京都千代田区飯田橋にある出版社です。56年間にわたって、「反差別」を胸に「知識を専門家だけのものにせず、分かりやすく伝えること」を心がけて出版活動に取り組んでまいりました。現在、出版分野は多岐にわたりますが、創業以来の出版理念は変わることなく、同調圧力に覆われた日本社会へのオルタナティブを提示し続けています。今回は、昨年に続き2度目の参加となります。どの本をご用意すれば、ご来場の皆様に喜んでいただけるだろう? 今から当日の雰囲気を想像しながら、選書作業などを進めてまいります。皆様とお目にかかれることを心から楽しみにしております。2日間、どうぞよろしくお願いします!https://gendaishokanshop.stores.jp/
おすすめの本
『東北・蝦夷の魂』
古代から中央政権に蹂躙されてきた東北。阿弖流為(あてるい)、安倍貞任・藤原経清、藤原泰衡、九戸政実、奥羽越列藩同盟による奮闘も及ばず、5度の侵略戦に敗れた。日本の近代化の過程でも、東北は食糧・資源・兵士・労働者の供給地として収奪され続け、原発事故によって放射能まで残されている。本書では、中央政権に抹殺された東北の歴史を活き活きと復元し、「もうひとつの日本史」を伝える。千数百年も東北の人びとが暮らしの根底に据えてきた「和」の精神こそが行き詰まった近代社会を打開する力となることを確信させる一冊。
『俳句が伝える戦時下のロシア』
「生きてます 息子の手紙 光跳ね」。モスクワの病院に勤めるナタリアさんが、戦地の子どもから便りが届く喜びを詠んだ句です。本書では、NHKのETV特集で放映された「戦禍の中のHAIKU」(著者は、この番組のディレクター)で紹介しきれなかったロシアの俳人への10時間以上にわたるインタビューと、かれらの俳句をまとめました。軍事侵攻、言論統制、他国からの制裁、予備役の動員......。
ウクライナと同じく「戦争」の渦中に生きるロシアの市民が俳句にこめた思い、語る言葉。かれらの置かれてる状況を想像しながらお読みいただければ幸いです。
『凜として灯る』
1974年、名画『モナ・リザ』に一人の女性が赤いスプレー塗料を噴射した。なぜ、彼女は行動に及んだのか。女として、障害者として、差別の被害と加害の狭間を彷徨いながら、その苦しみを「わたしごと」として生きるひとりの、輝きの足跡。
荒井裕樹さんが第15回「わたくし、つまりNobody賞」受賞された後初の書き下ろし作品、「紀伊國屋じんぶん大賞2023」9位受賞作。読み終えたあと、こちらの魂にも火が灯ったような気持ちになります。営業部新人、この1冊を読み、米津知子さんの熱い生きざまに背中を押されて現代書館に入社しました。
『きりえや偽本シネマ大全』
『隠し砦の三悪人』が『隠し砦の300人』、『時計じかけのオレンジ』が『時計じかけのおれんち』、『羊たちの沈黙』が『羊たちの親睦』。きりえ画家の著者による偽本ブックカバーの書籍化、第二弾。
古今東西の有名な映画作品名をもじった切り絵と、そのもじりから連想される架空のあらすじを82点掲載。原作映画紹介や読者の方々にご協力いただいた推し作品アンケート、おすすめ映画チャートなど、読みどころも盛りだくさん。
昨年のBOOK MARKETでも大好評だった文学作品パロディ『きりえや偽本大全』と併せてお楽しみいただけたら嬉しいです。
全国各地で偽本ブックカバーフェアも展開中!
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