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暮しの手帖社
『暮しの手帖』は、終戦から3年後の1948年9月、「もう二度と戦争をおこさないために、一人ひとりが暮らしを大切にする世の中にしたい」という理念のもとに創刊しました。それから75年、広告をとらず、誰におもねることなく、ただ読者だけを見つめ続けてきました。毎日の暮らしに少しでも役に立ち、親から子へと読みつがれていく、これからもそんな雑誌でありたいと思います。
当日は、『暮しの手帖』から生まれたたくさんの書籍や別冊もご用意して、みなさまと直接お話しができることを楽しみにしています。ぜひお立ち寄り下さい。
私たちのつくる一冊一冊が、あなたの暮らしに、小さくともあたたかな灯りをともしますように。
https://www.kurashi-no-techo.co.jp/
おすすめの本
『暮しの手帖 5世紀 29号 春』
暮しの手帖編集部 編
一人ひとりの大切な暮らしのために。
2023年9月に創刊75周年を迎えた、広告のない雑誌『暮しの手帖』は隔月(奇数月)25日の発売です。ずっと変わらない「衣食住の知恵」が詰まった本誌は、10年後、20年後に読み返しても役に立つ、本棚に残したくなる一冊です。
『有元葉子 春夏秋冬うちの味』
有元葉子 著
お母様もご本人も、長く『暮しの手帖』を愛読されてきたという有元葉子さん。その有元さんのレシピ本を、小社から初めて刊行しました。
近年うすれつつある「食の旬」と、家庭で料理を作ることや「ちゃんと食べる」ことの大切さを中心に据えて編まれた一冊です。
季節ごとの食材を生かしたレシピとともに、有元さんの食や料理の考え方、そして暮らしにまつわるエッセイも充実しており読みごたえもたっぷりです。有元さんだからこそ語れる、経験や感性に基づくお話は、ほかでは読めないものばかり。「食は暮らしの根幹」ということを改めて実感しながら台所に立つ、そんな機会になるかもしれません。
掲載している料理は、毎日の食卓で活躍する「ふだんのおかず」。旬の食材はそれだけでおいしいですから、その持ち味を生かすレシピはシンプルで作りやすいものばかりです。
『よっちぼっち 家族四人の四つの人生』
齋藤陽道 著
第65回熊日文学賞(2024年)を受賞した写真エッセイ集。
写真家の齋藤陽道さんは「聞こえる家族」に生まれたろう者、妻のまなみさんは「ろう家族」に生まれたろう者。そんなふたりの間には、聞こえる子どもがふたりいます。
身体と文化を異にする「ひとりぼっち」が四人集まって、「よっちぼっち」。家族という、かけがえのない四人の「ぼっち」だち。一家はそれぞれの違いを尊重しながら、手話で、表情で、体温で、互いの思いを伝え合って生きています。本書は、撮る側と撮られる側のおだやかな信頼度に満ち溢れた写真とともに紡がれた育児記であり、手話で関わり合うからこそもたらされた気づきと喜びの記録です。
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