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作品社
作品社は、思想哲学/社会科学/文学/芸術関連書籍を中心に刊行している出版社です。1979年1月創立。今回のブックマーケットにも、文芸、芸術/デザイン、ポピュラー・サイエンス、ノンフィクションなどなど、幅広いジャンルの本を持っていきます。
また、一昨年、昨年とご好評をいただいた束見本の販売を行なうほか、「本を買ってくださった方に一品差し上げる、よりどりみどりのおまけの箱」を今年もご用意いたします。関連グッズのほか、一般流通ではすでに手に入らなくなっている貴重な書籍がおまけでもらえてしまうかも!?
浅草の会場で皆さんとお会いするのを楽しみにしています!
https://sakuhinsha.com/
おすすめの本
『わからないままの民藝』
朝倉圭一 著
わからなくて、愛おしい。
飛騨高山の古民家で、民藝の器を中心に新旧の生活道具を扱う工藝店「やわい屋」。民藝愛あふれる店主が“新時代の民藝”の姿を生き生きと綴った、これまでにない、新しい民藝エッセイ。
◎民藝・工藝/エッセイ
◎図版多数
「失って初めて気が付くのはいつも頭で理解できない体験的なものであることが多い。そして民藝もまた、温もりと儚さを同時に合せ持つ「わからないまま」ただただ愛おしいものなのだ」――「はじめに」より
写真:表萌々花
『インドの台所』
小林真樹 著
「インドの食卓上に置かれた食器、さらにその奥が気になる。」
南アジア各地の食器・調理器具の輸入販売者にして日本屈指のインド料理マニアのアジアハンターが、インドの端から端まで、さまざまな台所をめぐる――。
料理のみならず、食器や調理器具、調理工程に着目し、歴史や文化、社会問題などにも触れながら、これまであまり取り上げられてこなかった「食」の内側を覗き、さらにディープな食世界へと誘う、インド台所紀行!
◎カラー写真多数
「本書で紹介するのは、北は夏でも朝晩寒いカシミールから、南は呼吸するだけで汗の出るタミルの最南部まで、巨大な冷蔵庫を六台も抱える大富豪から、わずかな身の回り品しか持っていない路上生活者までの、さまざまな調理現場である。(…)一戸一戸の立場や地位、地域は異にしながらも、全体として共通するインド像が浮かび上がってきた」――「はじめに」より
写真:小林真樹
『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』
奈良敏行 著 三砂慶明 編
本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦!
鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。
鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。
いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄
人生のあるとき、立身して生きるか、それとも「自分らしく生きるか」の岐路に立つ。でも自分らしく生きるには才能がいる。芸術家なんかそうですよね。私は本が好きなだけで才能もない。でも好きな本からは遠ざかりたくない。そんな時、「本を商う」という選択肢があったことがとてもうれしい。
「小さな商い」はとてもビューティフルなものだ。ここが始まりで、ここが終わりという性質の、ささやかだが至福の場所なのだ。(本書「本屋の学校」より)
*本書をご購入の方には、著者・奈良敏行氏がこの本のために作った特製小冊子か、特製ポストカードのいずれかを差し上げます。どちらも奈良氏の直筆サイン入りです。
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