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時事通信出版局
1945年に時事通信社出版部として創業。2004年4月、時事通信社から分離独立し、新しい会社としてスタートしました。幅広い読者を対象とした一般書籍、行政関係者など特定の読者を対象とする専門書籍の発行をはじめ、教員採用試験受験者向けの月刊誌や問題集の発行、通信講座、模擬試験、教職講座などの事業も広く展開しています。各種団体の機関誌、広報誌の受託編集や自費出版も請け負っています。
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というのが会社の「公式」プロフィール。
こう聞くと、通信社の出版部門で、お堅い本が多いのではないかと思いますが、実情は全然違います(これを知っていただきたくて、今回BOOK MARKETに初参加させていただきました!)。
個性豊かな編集者と営業部の面々が、文学、ネコ、料理、子育て・教育、医療、福祉などなど、多様なテーマで本をつくっています。
本が大好きな読者の皆さまと、思う存分、本の話ができるのを楽しみにしております! ぜひ、お立ち寄りください!
https://bookpub.jiji.com/
おすすめの本
『飛び跳ねる教室・リターンズ』
千葉聡 著
「作家活動を続けるために教師でもやるか」。
親のすねかじりで学生を続ける生活に限界を感じ、何度かの教員採用試験受験の末、中学の国語教員になった若き「ちばさと」。
教師なんて楽勝! ヒット作を当てたら学校なんておさらばだ! 典型的な「でもしか先生」だったのに、壁にぶつかり、生徒にダメ出しされ、励まされるうちに、いつしか教員という仕事に夢中に!
教員歌人として活躍する作者による自伝的青春エッセイ。
2010 年に亜紀書房さんから刊行された書籍に、新たな書き下ろしあとがき、新作短歌を加えた新装版。解説=枡野浩一
*X(@CHIBASATO)にて、自作の短歌を集める「# スペース短歌」を開催しています。ご興味ある方はチェックしてみてください!
『奇跡のフォント』
高田裕美 著
読み書き障害でも読みやすいフォントが生まれるまでのノンフィクション!
足掛け8年。教育現場で大活躍しているフォントを作った書体デザイナーの情熱の物語。
「うちの教室に、ディスレクシアの小学生の男の子がいるんです。その子は普通の本や教科書では文字がうまく読めなくて、『どうせおれには無理だから』って、いつも途中で読むのを諦めていたんです」
「それで、あるときUDデジタル教科書体のことを知って、試しに教材のフォントを変えてみたんです。
そしたら教材を見た瞬間、その子が『これなら読める! おれ、バカじゃなかったんだ!』って。
暗かった顔がぱあっと明るくなって、その顔を見たとき、私、思わず涙がこみあげてきてしまって。
その場にいたスタッフ皆、今まで男の子が悔しい思いをしてきたのを知っていたから。みんなで男の子の周りに集まって、泣いてしまいました」(「はじめに」より抜粋)
『大人だって読みたい! 少女小説ガイド』
嵯峨景子/三村美衣/七木香枝 編著
「老若男女を問わず、この少女小説はぜひ読んでほしい!」、編著者3人のそんな熱い思いが詰まった少女小説のガイドブック。
新旧の人気シリーズだけでなく、直木賞作家の過去作や、単巻ものながら完成度の高い名作など、全9章にわたって179作品を紹介する充実のラインナップです。
「妖」「宮廷」「仕事」「謎解き」「SF」「青春」「恋愛」「歴史」「異世界」と、9つのジャンル別に分かれた各章の終わりには、少女小説の持つ懐の深さとその可能性がよくわかるコラムもあります。
巻頭には、今では本書が当時の貴重な証言になった作家・津原泰水と、一般文芸でも活躍の若木未生が、書き手としての光と影を存分に語った独占インタビューを掲載。
かつての少女小説の愛読者だけでなく、すべての本好き・小説ファンにおすすめしたい、読書の幅が多く広がる一冊です。
*2024年9月に続編の刊行を予定しております。
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