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港の人

社名は、縁の深かった詩人、北村太郎さんの詩集『港の人』からいただきました。
由比ガ浜海岸から歩いて10 分ほどの静かな場所で、日々書物づくりに励んでいます。
詩歌の本、エッセイ集、ノンフィクションや美術関係、学術書、そして鎌倉関係の本など、これまで400 点以上の本をつくってきました。
どんなジャンルの本であっても、そこに「詩」があるような本をつくっていきたいと願っています。
https://www.minatonohito.jp/
おすすめの本
『女の一生』佐野洋子 著
『100万回生きたねこ』『おじさんのかさ』などたくさんの人に愛され続けている名作絵本を数多く生み出した佐野洋子。一方で、『私の猫たち許してほしい』『シズコさん』などリズミカルな文体で人生の本質を突くエッセイも多数執筆し、どれも高い評価を得た。本書は、1990年代に少部数刊行された、隠れた名著二冊を一冊にまとめての復刊。繊細なエッチング作品と、赤裸々かつ切実きわまることばで生と性をたずさえ生きる人間の姿を描く自伝的物語が、ここによみがえる。解説 江國香織「最初のページと最後のページのあいだに」。
『大岡信 言葉を生きる、言葉を生かす』
この初夏、県立神奈川近代文学館で開催された、特別展「大岡信 言葉を生きる、言葉を生かす」の公式図録。「折々のうた」をはじめ、詩歌の魅力を伝えた大岡信。おおらかな感性の詩人・大岡信の生涯をおいながら、詩人が紡いだ豊かな言葉の世界に迫る。大岡家ほかから文学館に寄贈された、大岡が遺した書、詩稿ノート、創作メモなど貴重な資料を多数収録。
『声影記』小原奈実 著
第56回角川短歌賞次席に輝いた新鋭歌人の待望の第一歌集『声影記』を刊行。2008年の10代、20代、2021年まで製作した304首を収録。天空の光といのちの声が交差する情景、声を彫り言葉の影から、静謐な美が映し出される。早くも増刷!
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