本と体
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食とことばの料理家、高山なおみが綴る
26冊の読書感想文と3つの対談 -
料理家、文筆家として活躍する高山なおみさんは自他ともに認める読書家です。2016年~2017年に掲載された読売新聞の本の連載を中心にした26冊の感想文と、「ことば」をめぐる対談3本を収録した、「本」と「ことば」をじっくりと深めて感じる一冊です。
320頁 上製本
編集者のおすすめポイント
高山さんは食べるように本を読みます。紹介される本は、その日、その時に著者に響いた本。文章、物語、登場人物、作者、背景などなど、本のあちこちに含まれるいろんな匂いを感じて、選んで、読んで、浸って、体でまるごと味わっています。本を通して私たちが感じるものは、知識や情報だけではなくて、自分の内部と対話するということ。本の感想文のほか、絵本編集者(筒井大介)、写真家(齋藤陽道)、画家(中野真典)と著者の対談を収録。言葉について、本について、表現について……果てしなく広がる世界が詰まった一冊です。