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いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち―

稲葉俊郎
定価 1760円(本体価格1600円)

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  • ISBN-13:978-4-87758-808-3
  • 発売日:2020/7/5

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いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち―

稲葉俊郎
定価 1760円(本体価格1600円)
型破りな医師が問いかける
「いのち」というフィロソフィー
「医師」という枠では収まらない元東大病院医師、稲葉俊郎氏。「対話」や「場づくり」をキーワードに、従来の病院のあり方や病気の考え方だけでは解決しない、補完し合う存在としての「新たな医療」や私たち自らが関わっていく「医療的な場」とはなにかを考えます。
*こちらの書籍は、天アンカット(不揃い)仕様です

編集者のおすすめポイント

西洋医学のみならず伝統医療や民間医療などに広く精通し、音楽や芸術など、医療と異分野との取り組みを積極的に行う著者。東京から軽井沢へと拠点を移し、医師として、地域医療と密接に関わっています。提唱するのは、一生というスパンのなかで「健康」や「病」、「いのち」を捉えること、そして「感覚」を開くことの重要性。これから必要な「医療」とは、誰もが主体的に関われる「場」であり、「開かれた対話」だと説きます。医療は孤立した存在ではなく、私たちの生活をとりまくすべてに関わるもの―—私たちの「新しい場」を考える一冊です。

著者略歴

稲葉俊郎(いなば・としろう)

1979年、熊本生まれ。医師。東京大学医学部付属病院循環器内科助教を経て、2020年4月より軽井沢病院の総合診療科医長、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、東北芸術工科大学客員教授に就任。山形ビエンナーレ2020では芸術監督も務める。医療の多様性と調和への土壌づくりのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。未来の医療と社会の創発のため、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行い、講演・勉強会なども各地で行っている。音楽、絵画などにも造詣が深く、さまざまなジャンルにおいて医療との接点を模索。共著に『見えないものに、耳をすます』(アノニマ・スタジオ)、著書に『いのちを呼びさますもの ―ひとのこころとからだ―』(アノニマ・スタジオ)、『ころころするからだ』(春秋社)、『からだとこころの健康学』(NHK出版)。
www.toshiroinaba.com

目次

序章:病院とは、医療とは
1章:健康になれる場所とは(「いのち」の全体像/病気学と健康学 など)
2章:新しい医療の場とは(感覚を開き、ズレを感じる/健康になれる場/ホスピタルアート/対話の場 津屋崎ブランチ/軽井沢という街の可能性 など)
3章:社会に必要なものとは(存在を肯定する対話/SDGsと医療/いのちからの呼びかけ など)

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