去る1月24日、蔵前にある中川ちえさんの雑貨店、in-kyoさんで行われた
かわしまよう子さんの雑草教室 春の七草粥編に参加しました。
今回はそのときのレポートをお届けします。
塩気のきいた黒豆煮、天ぷら、草の白和え、おひたしにパパイヤの味噌漬け、もずくのチヂミ。色とりどりの、目にも嬉しいおかずたちがならんでいます。
こちら、沖縄でかわしまさんが集めてきて下さった草たちで、ひとあしお先に春の味をいただきました。
おかゆには、沖縄では既に咲いているという桜の花の塩漬けと、刻んだ七草。
お餅が入ったおかゆは、そのままでも、おかずと一緒でも美味しくて、おかわりをする人が続出でした(もちろん私も!)。
さらに春らしいカタバミの葉を添えて。色ちがいのハート型です。
ごはんをいただきながら、参加したみなさんの「名前の由来」と「草とのつながり」を伺いました。
かわしまさんは、お話に出たひとつひとつの草たちについて愛情たっぷりに
ご自身のエピソードをお話くださいました。
ごはんに入っている草たちについても、ひとつひとつ詳しく教えていただき、
身近な草がこんなに美味しくいただけるなんて!と嬉しい驚きでいっぱいに。
そしていよいよ、蔵前の道端で生きている草たちを
かわしまさんに教わりながらのお散歩に出発です!
遠くからでも、こんなに小さい芽でもみつけて、名前を教えてくださる優しいまなざしに、心がぽかぽかと暖まります。
こちらは、かわしまさんも大好きだというはこべ。
お住まいの沖縄には、あまり生えていないそうです。
少し気をつけてみてみると、春に向けてもう花や芽を出している草たちに出会います。
ひとつひとつ、味や名前の由来、おいしい頂き方を教えていただきました。
こちらは「ハキダメギク」。名前よりもずっとずっと、可愛らしい姿です。
こちらは「ノゲシ」。よく見かける草でも、ほとんど名前を知らないということに気づきます。
名前がわかると、見つけたくなるものですよね。翌日から、街を歩くのが本当に楽しくなりました。
in-kyoさんに戻ってきて、お茶とお餅をいただきました。
参加者の方が持ってきてくださったというお餅に、すみれの花で春を添えていただきました。
お茶に浮かべたのはアワユキセンダングサの花。だんだんと、ひらいてゆきます。
“雑草”とひとくくりに呼ばれている植物たちが、
かわしまさんのお話を伺い、ごはんをいただくうちに、
力強いそのいのちが人をどれだけ励まし助けてくれているのか、
そしてこんなにも多様で、それぞれがどれほど美味しいかということを、教えていただきました。
これから春が近づくにつれ、移り変わってゆく道ばたの景色をながめながらのお散歩が、ますます楽しくなりそうです。
かわしまよう子さん、本当に、ありがとうございました。
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(update 2015.02.14)