『うたをうたうとき』の刊行記念イベント第2弾が6月に開催決定しました。
今回の本の原点はホスピタルアート。病院から依頼を受けたデザイナーの渡邉良重さんの母校である山口大学で、編集者の松田素子さんとの対談が実現します。参加費無料ですので、ぜひこの機会をお見逃しなく!
=============イベント詳細(山口大学より)
□タイトル
ホスピタルアートから生まれた本
『うたをうたうとき』(詩:まど・みちお 絵:渡邉良重)が生まれるまで
渡邉良重さん×松田素子さん(編集者)トークイベント
□概要
デザイナーの渡追良重さんが国民的詩人であるまど・みちおさんの詩を選び、コラボレーションした詩と絵の本『うたをうたうとき』が2022年3月にアノニマ ・ スタジオより刊行されました。 この本は、 2019年に山口大学医学部付属病院の小児病棟に設置された「ホスピタルアー ト」をもとに書籍化したもの。 まど ・ みちおさんと渡溢良重さん、 今回の書籍化への縁を繋いだ編集者の松田素子さんは、 同じ山口県ご出身という共通点もあります。
ホスピタルアートについて渡追良重さんが大切にされたこと、『うたをうたうとき』の本作りの背景、まど・みちおさんの詩に込められた想い、渡邊良童さんのデザインのお仕事について…本を扉にして、さまざまなクリエイションのお話をお届けいたします。
【日 時】令和4年6月4日(土)14時~15時30分
【場 所】山口大学吉田キャンパス福利厚生施設FAVO
(住所:山口市吉田1677-1)
【募 集】限定60名様まで
申込フォーム:https://yamaguchi.marucoop.com/f/1326
4月20日(水)から受付開始、先着順、定員になり次第終了
【その他】参加費無料(ワンドリンクサービス付)
トークイベント終了後、サイン会を実施
【共 催】山口大学、山口大学生活協同組合、アノニマ・スタジオ
【後 援】山口大学同窓会、教育学部同窓会
□プロフィール
■渡邉良重(わたなべ よしえ)
アートディレクター、デザイナー。1961年、山口県生まれ。山口大学教育学部卒業。グラフィックデザインを主とするデザイン制作会社・ドラフトを経て、アートディレクターの植原亮輔氏と共に2012年にキギ(KIGI)を設立。グラフィック、テキスタイル、「D-BROS」をはじめとするプロダクトのデザインを手がける。洋服やファッションのブランド「CACUMA」、琵琶湖の職人達と共に陶器を中心とした「KIKOF」などのブランドを立ち上げ、2015年には東京・白金にギャラリー&ショップ「OUR FAVOURITE SHOP」をオープンする。著書に『ブローチ』(文・内田也哉子)や『ジャーニー』(詩・長田弘、ジュエリー・薗部悦子)、『UN DEUX』(文・高山なおみ)、『しんじゅのこ』(文・福永信)、作品集『キギ/KIGI』、マガジン形式の作品集『KIGI_M』シリーズを刊行。2017年、宇都宮美術館にて大規模個展「KIGI WORK & FREE」を開催。東京ADCグランプリ、東京ADC会員賞、第19回亀倉雄策賞など受賞。
■松田素子
1955年山口県生まれ。偕成社にて「月刊MOE」の創刊・編集長を務め、退社後はフリーランスとして絵本を中心に300冊以上の本の誕生に関わってきた。長谷川義史、はたこうしろうなど、多くの作家のデビューに編集者として立ち会い、自身も翻訳者・著者として活動している。まど・みちおさんの晩年10年間を編集者として関わり、生み出したまどさんの書籍は『まど・みちお画集 とおいところ』、『絵をかいていちんち――まど・みちお100歳の画集』、『どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている――詩人まど・みちお100歳の言葉』、『うちゅうの目』、『せんねん まんねん』、『くうき』、『まどさんからの手紙 こどもたちへ』などがある。
(update 2022.04.20)