<<連載もくじ はじめに>>
キャンプ初心者の買い物ガイド
◆お金を掛けるべき5大装備
1. テント
テントは一番の「安物買いの銭失い」になりがちな、キャンプアイテムと言っていい。①風雨に強い②設営と撤収が簡単③軽量という観点から「山岳用テント」を選ぶと良いだろう。ブランド名を上げると、モンベル、アライテント、ザ・ノース・フェイス、マウンテンセーフティーリサーチ(MSR)、ニーモ、スノーピークといったブランドや、またニッピンやICI&IBSといった山道具ショップがオリジナルで出しているテントもいい。ここは徹底的に細部をいろいろと見てみて、比較して購入することをお勧めしたい。居住性を考えると不利なテントだが、それを補って余りあるメリットをもつのが山岳用テントだと言える。子どもも大人一人としてカウントし、その人数表記にあったものがいい。
2.テントマット
薄手の銀マット、ゴザなどの普段使いのモノ、そしていわゆるテントマットと呼ばれる一人用のクッション性のあるマットはぜひ購入しておこう。カスケードデザインやモンベルといったところが有名。テントとテントマットで、キャンプ時の安眠は確保されたも同然。「よく眠れた〜!!」というのが快適キャンプの第一歩とぼくは考えるので、テントとテントマットの2アイテムはまず買い揃えるべきだと思う。
3.防水浸透性の雨具
雨、風、寒さ、この三要素から身を守ってくれるのがこの「防水浸透素材」の雨具だ。有名な素材だとゴアテックスなどが挙げられるが、各メーカーのオリジナル素材でももちろんいい。我が家では、子ども用にはザ・ノース・フェイスのオリジナル素材「ハイベント」を使った雨具を購入し、冬の雪遊びやスキーでも使い1年中活躍している。
4.ヘッドランプ
LEDの高照度のヘッドランプがお勧め。我が家で使用しているブランドは、ブラックダイヤモンド、モンベル、ペツル、とまったく統一感がないが、デザインのお好きなものを。予算の許す限り高照度のものを選ぶといい。
5.寝袋(シュラフ)
寝袋(シュラフ)は盛夏のキャンプであれば必須装備ではない。標高2,000mを越す山岳地帯でないかぎり、タオルケットなどで十分の場合がほとんどだ。しかし春先や秋口のキャンプとなると寝袋は必須装備になる。中綿素材は大きく分けて2つあり、「化繊」か「羽毛(ダウン)」かの選択になるが、化繊はメンテナンスが容易、羽毛は収納性と暖かさで優れている。シビアな冬山登山であれば最新式の羽毛寝袋(ダウンシュラフ)が欲しいところだが、低山の春から秋のキャンプであれば化繊で十分。名の通ったブランドものであれば10年20年と同じものが使える。よって我が家では、将来も使えるだろうという予測で、モンベル社の出している「バロウバッグ#5」(大人用)を買い求めている。寝袋もどうせ買うのなら高品質のものを買っておくと、結果的に長く使えてお得だ。
1. テント
テントは一番の「安物買いの銭失い」になりがちな、キャンプアイテムと言っていい。①風雨に強い②設営と撤収が簡単③軽量という観点から「山岳用テント」を選ぶと良いだろう。ブランド名を上げると、モンベル、アライテント、ザ・ノース・フェイス、マウンテンセーフティーリサーチ(MSR)、ニーモ、スノーピークといったブランドや、またニッピンやICI&IBSといった山道具ショップがオリジナルで出しているテントもいい。ここは徹底的に細部をいろいろと見てみて、比較して購入することをお勧めしたい。居住性を考えると不利なテントだが、それを補って余りあるメリットをもつのが山岳用テントだと言える。子どもも大人一人としてカウントし、その人数表記にあったものがいい。
2.テントマット
薄手の銀マット、ゴザなどの普段使いのモノ、そしていわゆるテントマットと呼ばれる一人用のクッション性のあるマットはぜひ購入しておこう。カスケードデザインやモンベルといったところが有名。テントとテントマットで、キャンプ時の安眠は確保されたも同然。「よく眠れた〜!!」というのが快適キャンプの第一歩とぼくは考えるので、テントとテントマットの2アイテムはまず買い揃えるべきだと思う。
3.防水浸透性の雨具
雨、風、寒さ、この三要素から身を守ってくれるのがこの「防水浸透素材」の雨具だ。有名な素材だとゴアテックスなどが挙げられるが、各メーカーのオリジナル素材でももちろんいい。我が家では、子ども用にはザ・ノース・フェイスのオリジナル素材「ハイベント」を使った雨具を購入し、冬の雪遊びやスキーでも使い1年中活躍している。
4.ヘッドランプ
LEDの高照度のヘッドランプがお勧め。我が家で使用しているブランドは、ブラックダイヤモンド、モンベル、ペツル、とまったく統一感がないが、デザインのお好きなものを。予算の許す限り高照度のものを選ぶといい。
5.寝袋(シュラフ)
寝袋(シュラフ)は盛夏のキャンプであれば必須装備ではない。標高2,000mを越す山岳地帯でないかぎり、タオルケットなどで十分の場合がほとんどだ。しかし春先や秋口のキャンプとなると寝袋は必須装備になる。中綿素材は大きく分けて2つあり、「化繊」か「羽毛(ダウン)」かの選択になるが、化繊はメンテナンスが容易、羽毛は収納性と暖かさで優れている。シビアな冬山登山であれば最新式の羽毛寝袋(ダウンシュラフ)が欲しいところだが、低山の春から秋のキャンプであれば化繊で十分。名の通ったブランドものであれば10年20年と同じものが使える。よって我が家では、将来も使えるだろうという予測で、モンベル社の出している「バロウバッグ#5」(大人用)を買い求めている。寝袋もどうせ買うのなら高品質のものを買っておくと、結果的に長く使えてお得だ。
◆次に欲しい装備
6.コンロ×焚き火台×携帯用七輪
焚き火が使えないところだと、コンロ(ストーブ)は必須装備。ツーバーナーも良いが、登山用のワンバーナーで十分なことが多い。燃料別で見ても、ホワイトガソリン、灯油、ガス缶とあるが、圧倒的に便利なのはガス缶使用のものだ。我が家ではEPI社のアルパインストーブ(ガス缶と本体が分離式)を使用。これはぼくがもう27年も使っている代物だ。こいつと小さめの焚き火台、携帯用七輪を用途に応じて使い分けている。この組み合わせでほぼ何にでも対応できる。
6.コンロ×焚き火台×携帯用七輪
焚き火が使えないところだと、コンロ(ストーブ)は必須装備。ツーバーナーも良いが、登山用のワンバーナーで十分なことが多い。燃料別で見ても、ホワイトガソリン、灯油、ガス缶とあるが、圧倒的に便利なのはガス缶使用のものだ。我が家ではEPI社のアルパインストーブ(ガス缶と本体が分離式)を使用。これはぼくがもう27年も使っている代物だ。こいつと小さめの焚き火台、携帯用七輪を用途に応じて使い分けている。この組み合わせでほぼ何にでも対応できる。
7.コッヘル
いわゆる「携帯用の組み合わせ調理器具」。家庭用の普段使いのものを持ちだしても良いが、コッヘルが一組あると随分とコンパクトに収まる。また、子どもとのキャンプにはフライパンが1枚あるとすごく便利だ。朝の慌ただしい時間帯にソーセージを焼いたり卵を焼いたりと活躍してくれる。フライパン付きのコッヘルがお勧め。
8.食器類
紙皿、紙おわん、割り箸、でももちろん良いが、風の強い時期はすぐに飛ばされてしまって、なかなか使い勝手が悪い。組み合わせて携行しやすい食器類があると、便利で楽しい。軽くて、自分自身や子どもが使いやすいと思うものを選ぼう。
◆あったらいいな〜装備
9.収納ケースでローテーブルとローチェア
キャンプとなると、専用チェアと専用テーブルが必要、と思われるだろうが、使い勝手が良いのは最近流行の「ロースタイル」のもの。ただロースタイルのチェアもテーブルも目が飛び出るほど高価だ。ここでは簡単なローテーブルの作り方をご紹介したい。
まず、一枚板(合板でもなんでも)を買う。車のトランクに収まるサイズを選ぼう。我が家では90cm×90cm。これに塩化ビニルのテーブルクロスを買う。だいたい耐熱60℃くらい。脚になる部分は、収穫カゴや収納ケース(これにキャンプ道具を入れて運搬する)を2つ。この脚の上に板を置きテーブルクロスを掛ける。これで出来上がりだ。どんなに高価な板を買ったとしても2,000円程度で収まるところがいい。ぜひ自作してみてほしい。
10.大きなタープが便利
先日のキャンプで友人が国内で購入できる最大規模のタープを使って見せてくれた。これがなんとも便利で快適だった。それまではタープなんて必要かなぁ〜と思っていたのだけれど、この時は子どもがいる3家族総勢15人ということもあり、やっぱりタープは魅力的、と虜になってしまった。2〜3家族でのキャンプだと、寛げる空間の装備として、大きなタープはあったほうがいい。
さて10アイテムを書いてみたが、キャンプに行くたびに「こういうのがあったら便利だな」というメモを書いておくことをお勧めする。家族でのキャンプなんて多少の忘れ物があっても構わない。「次は●●を持ってこようよ!」と、次回のキャンプへの楽しみにしてほしい。
いわゆる「携帯用の組み合わせ調理器具」。家庭用の普段使いのものを持ちだしても良いが、コッヘルが一組あると随分とコンパクトに収まる。また、子どもとのキャンプにはフライパンが1枚あるとすごく便利だ。朝の慌ただしい時間帯にソーセージを焼いたり卵を焼いたりと活躍してくれる。フライパン付きのコッヘルがお勧め。
8.食器類
紙皿、紙おわん、割り箸、でももちろん良いが、風の強い時期はすぐに飛ばされてしまって、なかなか使い勝手が悪い。組み合わせて携行しやすい食器類があると、便利で楽しい。軽くて、自分自身や子どもが使いやすいと思うものを選ぼう。
◆あったらいいな〜装備
9.収納ケースでローテーブルとローチェア
キャンプとなると、専用チェアと専用テーブルが必要、と思われるだろうが、使い勝手が良いのは最近流行の「ロースタイル」のもの。ただロースタイルのチェアもテーブルも目が飛び出るほど高価だ。ここでは簡単なローテーブルの作り方をご紹介したい。
まず、一枚板(合板でもなんでも)を買う。車のトランクに収まるサイズを選ぼう。我が家では90cm×90cm。これに塩化ビニルのテーブルクロスを買う。だいたい耐熱60℃くらい。脚になる部分は、収穫カゴや収納ケース(これにキャンプ道具を入れて運搬する)を2つ。この脚の上に板を置きテーブルクロスを掛ける。これで出来上がりだ。どんなに高価な板を買ったとしても2,000円程度で収まるところがいい。ぜひ自作してみてほしい。
10.大きなタープが便利
先日のキャンプで友人が国内で購入できる最大規模のタープを使って見せてくれた。これがなんとも便利で快適だった。それまではタープなんて必要かなぁ〜と思っていたのだけれど、この時は子どもがいる3家族総勢15人ということもあり、やっぱりタープは魅力的、と虜になってしまった。2〜3家族でのキャンプだと、寛げる空間の装備として、大きなタープはあったほうがいい。
さて10アイテムを書いてみたが、キャンプに行くたびに「こういうのがあったら便利だな」というメモを書いておくことをお勧めする。家族でのキャンプなんて多少の忘れ物があっても構わない。「次は●●を持ってこようよ!」と、次回のキャンプへの楽しみにしてほしい。