タイトルデザイン:峯崎ノリテル ((STUDIO))
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「働いて生きること」は、人の数だけ、物語があります。取材でお会いした方、ふだんからお世話になっている方、はたまた、仲のいい友人まで。これまでに出会った、他の誰とも似ていない仕事をしている「自分自身が肩書き」な人たちに、どのようにしてそうなったのか、話を聞きにいきました。
写真:藤田二朗(photopicnic)
豪快さと緻密さでもって、全力投球で楽しむ
月のチーズ 月村良崇 さん(チーズの製造)
酪農ヘルパーになったし、専門店で営業職にも就いた。
そんなふうにビジョンをもって、目的に向けて着実に構築する。
でも石橋を叩いて渡るのではなく、ものすごく豪快に直感で突き進むのだ。
月村良崇さんをひらく、しごとの話。
◉ 名前
チーズの製造
◉ この仕事を始めたきっかけ怪物みたいなおじさん
月村良崇(つきむら・よしたか)
1975年、東京都出身。スポーツクラブのインストラクター(東京)、酪農ヘルパー(北海道)、「チーズ王国」の営業職(東京)を経て、2007年、子どものころから慣れ親しんでいた北海道紋別郡滝上町に移住。自宅の後ろにチーズ専門工房を設立する。オリジナルブランド「月のチーズ」としてクリームチーズ、フロマージュブラン、モッツァレラ、のむチーズといったフレッシュチーズを専門に製造している。「月のチーズ」の商品は道内の空港や道の駅、百貨店の他、全国の「チーズ王国」各店などで購入可。
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インタビュアー
野村美丘(のむら・みっく)
1974年、東京都出身。明星学園高校、東京造形大学卒業。『スタジオ・ボイス』『流行通信』の広告営業、デザイン関連会社で書籍の編集を経て、現在はフリーランスのインタビュー、執筆、編集業。文化、意匠、食、犬と猫、心と体と精神性、そのルーツなど、人の営みがテーマ。さまざまなことやものや考えがあると知り、選択肢がたくさんあることに気がつくこと。その重なり・広がりが有機的につながっていくことに関心あり。フォトグラファーの夫とphotopicnicを運営している。
編集した本に『暮らしのなかのSDGs』『ヒトゴトにしない社会へ』『モダン・ベトナミーズ(キッチン・鈴木珠美著)』『ホーチミンのおいしい!がとまらない ベトナム食べ歩きガイド』(アノニマ・スタジオ)、『うるしと漫画とワタシ(堀道広著)』(駒草出版)、『マレーシアのおいしい家庭料理(馬来風光美食・エレン著)』(マイナビ)、『定食パスタ(カプスーラ・浜田真起子著)』(雷鳥社)など。
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