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● 12月 _6
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108の煩悩 (フェルトで作った数珠) 

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羊毛をいろいろな色に染めて
それをまるめて作ったフェルトの数珠型の首飾りです。

染めた羊毛を石鹸を溶かしたお湯につけて
固くなったところでまるめます。
それを水で洗って急激に冷やし乾かして、
インドの木で出来たビーズと組み合わせて、
釣り糸に交互に通してできあがりです。

驚くほど軽いそして暖かみのある数珠型ネックレスで、
冬の定番アクセサリーです。

数珠は108の珠でできているものが多いようですが、
それは人間の苦悩の原因となる108の煩悩の数という説と
108の仏さまが連なっていてそれに守られるという説があって
私は108の仏さまに守られているという方を採用しています。
そう考えるととても安心です。
もともとインド古代から3はバランスのよい吉祥(ラッキー)な数字で
108は3の倍数であり、3つの数字を足すと9になり、
3で割り切れるので、とてもバランスのよい、縁起のよい数字なのです。

お寺では、
大晦日の夜に108の煩悩の数の鐘をついて、
煩悩を清め新年を迎えます。

大晦日の夜、
除夜の鐘を聴きながら瞑想し煩悩を清めたいと思います。

それでは良いお年を!



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