<< 前へ

● 2月 _5
【 
座りを安定させること・こころを安定させること 

photo

インドの刺繍がしてあるクッションです。
これに座るとインドを思い出します。

もともとヨーガのアーサナというポーズは坐法という意味で、
アーサナというサンスクリット語自体は
坐法のほかに座る場所、座る物を指します。

きちんと座れるようになるために、
アーサナ (坐法・ポーズ) を練習します。
安定した座り方ができれば、
呼吸法や集中法、瞑想法に入っていくことが出来ます。
まずは座りを安定して、そしてこころを安定させます。

アーサナ (坐法) は、
快適で安定したものでなければならないと、
ヨーガの経典に書かれています。
そしてアーサナはその完成形のとき、
無辺のものと一体化していること、
つまり宇宙に溶け込んでいることといっています。

そうしてアーサナが確立すると
人は二元性のものから解放されるということです。
二元性のものとは、
暑い寒い、楽しい苦しい、
うまくいっていること、うまくいかないこと、
ほめられること、けなされることなど、
私達はこの人生で二元性の世界を行ったり来たりして、
こころを動かされているのです。

それでは座りの安定した、落ち着いた一日を。



copyright 2011 anonima studio