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そうして旧市街のまわりに続々とリゾートホテルを建ててウホウホしているのであった。 （旧市街は保護地区になっているから建築規制がとても厳しい） そのせいなのかどうなのか。旧市街の中心のソカロの夜は寂しいものだった。 それでもギターを持ったマリアッヂは居る。 肝心のお客が居ないのだった。 互いの表情も確認しにくい暗いアーケードの下で手持無沙汰に雑談している。
目移りするほどの民芸品店は強か（したたか）に商売をしている。 欲しいな。と思って値段をみると思っているよりうんと高く、 グアダラハラでみた同じ物が４倍以上の値段で売られていたりする。 うんと観光客慣れた売り子がすかさず声をかけてくる。
ソカロの前のカフェもホテル内のレストラン並みの値段。 こちらのスタッフは余り熱心ではなく客を見て態度が変わる。 メキシコへ来てこういう店は初めて。
