その名も須磨寺前商店街を抜けてシラハマ寿司へ向かう。
須磨寺商店街でもいいようなものの、律義に前と入っている。
小じんまりとして、手入れの行き届いた道を中心に店が並んでいる。
「小判屋酒店」 小判屋とはなかなか景気の良い感じ。
Cafe「がんちゃ」
お好み焼き「ふうふうへ」 その「へ」は何だ?
喫茶処「わわ」
桑島リハツ店、カタカナなんだ。
おちゃわん。と、提灯にかいてあるだけの、多分、お食事処。
いちいち可笑しい。声に出して読むとなお、おかしい。
ころがるような気持ちでどんどん歩いた。
「なんでここに居るんだろうね〜。」
「ほんと、こんなことでもないと来ないね」
二度と見ない確率の方がうんと高い景色にさんさんと陽が注いでいる。
気圧の移動は遅れているみたい。ジリジリと暑い。
5月でこの感じだと、
夏になったらどうなるのだろう。
「あ、あったよ、思っていたのと字が違うな」
私もてっきり「白浜寿司」だと思っていた。
看板の文字は「志らはま鮨」。
路地を右に入ると直ぐに住宅街で、その一角に店はあった。