先ずは赤だし。 お椀を口に近付けると、山椒の香り。穴子と山椒の赤だし。これが旨し！ 外の暑さでぼんやりした体にキューっと沁みわたって元気百倍。 百倍とは言い過ぎだが完全にハイテンション。 元気百倍の口に巻き寿司を頬張ると、これが、、、、また、旨し！ 何が美味しいって、ご飯の中にくるりと入っている卵焼きが甘く無いのだ。 甘いのは、しいたけの煮たのと穴子についているタレで、 ご飯の量といい、硬さといい絶妙なバランス。 見た目にはご飯の量が少ないのだけれど、頬張ってみると丁度良いのだった。 なんとも贅沢な食べ物。 穴子の押し鮨のほうは、関東の味に慣れている私にとってはちょっと甘かったけれど、 赤だしによく合っている。 食後に抹茶ゼリーが運ばれてきて〆。 おっちゃんの言葉は嘘ではなかった。 巻き寿司をもう１本食べたいくらいだった。 |
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