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店内は商店街の人出の感じからは想像できないくらい混んでいて、
人がひっきりなしに出入りしている。
隣席のご婦人は二人して皿いっぱいの穴子鮨を頬張っている。

   なかなか壮観な様ではあるけれど、
   そんなに、いっぱい、穴子の鮨ばかりで飽きないのだろうか。
   御婦人は、ひと箸ひと箸、丁寧に口へ運んでいる。



昼のおススメメニューは2つ。
二つの名物とにぎり寿司がセットになった「すまの浦」
もう一つの名物らしい柚子の香鮨とセットになった「すまの関守」
どちらも1650円。「すまの浦」を頼む。

   隣の御婦人、最後の一口をさも満足という風に口に運んだ。
   穴子かぁ。

   ほどなく料理が運ばれてくる。四角い平皿のなんともいい景色。

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