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13時前、須磨寺へ到着。暑い。
駐車場には数台の車が止まっている。見れば地元の車ばかりである。
「参拝以外の駐車は固くお断りします」巨大な看板が掲げられているので、車を降りて
管理人とおぼしき、大きな麦わら帽子のおじさんに聞いてみる。

tabihitotsu


「あの、こちらで今日の夕方から、踊りがあると思うのですけれど。
 参拝ではなくて、それをみにきたのですけれど。車、止めても良いですか?」
「あ?、、そのようですなぁ。何時から?」
「多分、4時からだと。」
「でぇ、何時まで?」
「多分、5時くらいまでだと。こちら、5時で終わりですよね?」
「う〜んまぁ、少しぐらいなら、かまへん、かまへん。良いですよ」
よく分かっていない者同士のなんとも適当な会話。
おじさんの「良いですよ」はこうして文字で書いてみるとただの「良いですよ」なんだけど
耳で聞いたには、もっと大らかで、もっと楽しげで、もっと愛嬌たっぷりで、
くすぐられているみたいな気分になった。


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