外の寒さと、静かな森の気配と、冷たい匂い。
ガランとした工房にこけしたちはしっくりと馴染んでほほ笑んでいた。 ? 私の心はズームアウトしてアウトして人工衛星からこけしを眺めているような気分になった。 地球という惑星の、日本という島国の、宮城の山の中の、小さな工房の 小さなガラス棚の中で、ものスゴイ三日月目で笑うこけし。 グーグルアースの見過ぎ? いや、そんなに見てない。しかも、別に、今、泣くとこじゃない。 意味、わかんない。ぐっと我慢。 |
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