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翌日は女性の工人さんの工房を訪ねた。 伺うと、旦那さんに師事して工人修行をはじめた時は40歳を過ぎていたそうだ。 こけし棚には面白くて作りに作ったという作品がぎっしりと並んでいた。 ひとつの型で10個20個と作り、 そのうちの1つを残しているのだというから気の遠くなるような数だ。 棚いっぱい、楽しんで作ったという空気があふれかえっていた。