アノニマ・スタジオWeb連載TOP > かぞくのブリコラージュ~自分たちで暮らしを作る、日常の発明記~ もくじ > その11 「欲しいものは自分でつくるレコードプレーヤー」for 父
文・写真・題字/中村家
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その11
「欲しいものは自分でつくるレコードプレーヤー」
for 父
数年前からひょーさんが欲しい欲しいといっていたけど、その都度わたしに(瞬時に)却下されてきたもの。それはディーター・ラムスデザインのBRAUNの白いレコードプレーヤー。今回実家にあった古いレコードプレーヤーやアンプ、アトリエに放置された中でも状態のよい板を使って、ディーター・ラムス風レコードプレーヤーを作ってみることに。行き当たりばったり作業はすべて裏目にでてしまう、かつてない計画性と精密性を求められる作業の連続で、ついにはレコードの針部分が壊れたりという予想外のハプニングも起こりつつ、出会いに恵まれなんとか完成。音楽の時間に家族みんなわくわくのレコードプレーヤーができました。
欲しいものは自分でつくるレコードプレーヤーまでの日々
(2020年11月23日~2021年1月4日まで)
11月23日
樹根の言葉選びがおもしろい。「お腹ぽんぽんだね」と言うと「かいじゅうのおなか、かりてきたんだよ」と答えたり、口の周りがチョコクリームだらけだったので「口すごいことになってるよ」と言うと「くまさんのお口かりてきたんだよ」と答えたり。11月24日
夕陽をみようと橋の上にいってみたら、あっという間に日が暮れてしまった。橋の上のベンチで子どもたちとビスケット食べた。11月25日
ひょーさんがホームセンターで子ども用の作業手袋を花種さんと樹根に買ってきた。こういうのをすごく喜ぶ樹根。案の定気に入りすぎて、保育園にも作業手袋をしていった。11月26日
次回ブリコラ、眠らせていたひょーさんのレコードプレーヤーについに着手する予定。ひょーさんの実家にあった古いレコードプレーヤーやアンプをもとに、ディーター・ラムスがデザインしたBRAUNのレコードプレーヤーみたいな白いプレーヤーを作りたい、という。発案した時から時が経ちすぎて、設計図を見てもどういう意図だったのか思い出せない…。そして作業むずかしい…。できるのかしら。11月27日
日曜日からクリスマスに向けてアドベントが始まるので、もみの枝を近くの山で切らせてもらってアドベントクランツを作る。うちはクリスチャンじゃないし「子どもの喜ぶクリスマス」って過ごし方をずっとしてたけど、シュタイナー学校の「自分の内側にある光に気付けるように。その光を誰かに分ける力を持てるように」という意味が込められたクリスマス行事に触れるにつけ「内側の光」のことを思いながら過ごす冬の時間を家でも持てたらいいな、と素直に思うようになった。準備する手間もあるけど、子どもと一緒に作ったり過ごしたりするたのしい時間でもある。11月28日
樹根の保育園で「アドベントの庭」。日が暮れた頃に集まると、教室にもみの枝で螺旋状に作られた道ができていて、その真ん中に一本の蝋燭。子ども達はりんご蝋燭をもらって、一人ずつ螺旋を歩き、火を灯す。大人も子どもも言葉を発することなく行われる静かな時間…のはずが、元気な園児たちはわちゃわちゃで想像していた時間とは随分ちがった。樹根は火を灯した後、螺旋の中でどっちに行けば戻れるのかわからなくなって、引き返して、また戻ってきて…と繰り返していた。終わった後、先生が「今の子ども達のありのままの歩みの姿でした」という言葉をくれた。子ども達それぞれの「今」の姿は大人に見せるための「うまくできた」姿である必要なんてない。「ありのままの歩みの姿」を大切にしてくれる先生の言葉に、はっとした。良い夜だった。11月29日
今日からアドベント。ツリーに飾るクッキーを作ったり、もみの木の鉢植えを部屋に入れて飾り付けをしたり、花種さんと樹根も働く働く。11月30日
11月最後のとても寒い朝。はじめて霜がおりた。夜は満月。かぶと大根の間引き菜がいっぱいとれたので間引き菜サラダを作った。数週間悩まされていた足の湿疹、随分ましになってきた。12月1日
わたしと子ども達がアドベント一色になっている間にひょーさんの仕事差し迫っている模様。毎度余裕のない状況に陥っているけど今回も大変そう…。ずっと前から伝えていた大事な予定について、再度確認するとモノノミゴトに忘れ去っていた。これも毎度のこと…。12月2日
この3週間くらい、花種さんが学校で取り組んでた「北欧神話劇」。明日本番。数日前から「あ~~、本番がなければ劇って最高なのに!」と緊張感高まっている様子。12月3日
劇、素晴らしかった。子ども達ピカピカ。花種さんのセリフが会場中に響くのを聞けて感動。小さな頃、緘黙症状(特定の状況下で話せなくなってしまう症状です)があった花種さん。本人もしんどかっただろうし、わたしもしんどいことは多かった。シュタイナー学校に入学しても、長い間クラスでしゃべることはできなかった。それでも先生たちやクラスメイトのみんなが個性や良い部分を認めてくれて、ある部分では親のわたし以上に信じて、待っていてくれた。そんな時間を経て外の世界に自分を開き表せるようになった花種さんの姿が、目の前にある。そりゃ感動するってもんです。12月4日
高等部の行事の関係で、学校5日休み。なので、ひょーさんの仕事にかこつけて、ちょっくら千葉のクルックフィールズへ行くことに。車を走らせていると、突如ゴドゴドと不吉な音と振動。見ると後ろのタイヤがパンクしてぺちゃんこになってる…。ひょーさんと旅的なことをすると、必ずといっていいほど何かが起こる。保険会社に連絡し、レッカー車、代車の手配など。大変。12月5日
トラブルを越えクルックフィールズ。サスティナブルとかオーガニックとかあんまり興味ない人も楽しめるよう工夫されたパーマカルチャーを取り入れた公園であり農園。昔々神宮前にあったクルックキッチンで、ひょーさんとわたしの結婚前両家顔合わせをした。クルックキッチンの二階にあった雑貨店によく行って、当時はやっていた(?)マイハシ買ったり。あれから10数年、わたしがエコとかエシカルとかを頭の端っこにおいやって買ったマイハシ失くしたりしている間も、小林武史さんは音楽を作りながら環境への志を絶やさず、取り組み続けて、よりたくさんの人に届ける形を目指して活動を広げて、そうしてクルックフィールズがある…。なんとすごい…。12月6日
ひょーさんとの風通しがどうにもよくない、この数ヶ月。やりたいこととやってることの差、その差をうめていくために何をすればいいのか。誰も教えてくれないことだから、ひょーさんとわたしで話し合ったり決めたりしなくちゃいけないんだけど、ちゃんと話せないまま目の前のことにいっぱいいっぱいになって、時が過ぎてる。よろしくないナァ…。12月7日
12月6日は聖ニコラウスの日。サンタクロースの起源となったニコラウスさんが1日遅れて保育園にみかんとクルミを持ってきてくれたそうで、「先生たちもみーんないたのに、いつの間にかみかんとクルミがカゴに入ってたんだよ!」と不思議でいっぱい、という顔の樹根。12月8日
花種さんの友達が遊びにきて2人でドーナツを作るというので見ていたら、ものすごい量の粉を使って、ものすごい量のドーナツを作っていた。当然分けてくれるのだろうと思ったら「ママたちに何個かあげる?」「一個くらいあげる?」「もうちょっとあげたほうがいいかな?」と最終的に「3個あげるか」って落ち着いていた。心の中で(そんだけ作って3個?すっくな~~~!!)と叫んでいた母です。12月9日
ス・マートパンで予約していたシュトーレンを受け取ってうきうきしていたら近所のクマちゃんも手作りシュトーレンを持ってきてくれた。パン、こんにゃく、シュトーレン。くまちゃんはなんでも作れる。夜、アドベントクランツに火をつけて、ハーブティーを飲むのが楽しみなのだけど「シュトーレン切ろうよ」と花種さん。「もったいないからまだ今日は切らないでおこうよ」ともったいぶるわたし。12月10日
シュトーレン。ス・マートパンのも、くまちゃんのも、どちらもすごく美味しい。シュトーレンってこんなに美味しかったっけ?というくらい、とても美味しい。12月11日
図書館でかりたフィンランドの本にのっている「ヤンソンさんの誘惑」という料理を作って、とせがまれていて、でも夕方なんだかんだと時間がなくて「今日は作れない」と言い続けること早数日。「いつになったら作ってくれるの!」と花種さんお怒りなので、ついに重い腰をあげて本を見たら、ジャガイモ千切りして炒めた玉ねぎとアンチョビと生クリームと一緒にオーブンで焼くだけ、という忙しい時にこそ作りたい手軽で美味しいお助けメニューだった。これから我が家では頻繁に登場しそう。12月12日
そして今宵はカレーがいいということで、しかも「こどもカレー」がいいということで、「こどもカレー」。これね、とてもとてもとても甘口。なので、大人は各種スパイスをセルフでふりかけまくって食べるスタイルでいただく。12月13日
花種さんがコーヒー淹れてくれて、シュトーレン。シュトーレンが美味しくてたまらない。去年までも美味しいなあと思って食べていたけど、今年は食べるたび「…おいしいいいい!!」と感動がある。もうすぐ食べ終わってしまいそうなので、また購入したい。12月14日
歩いて学校に行っていた花種さん。暑くなってくるとともに徒歩通学はフェードアウトして車で送って行っていたんですけど、「また歩きたい」というので、今日から再び歩いていくことに。学校までは山を一つ登っていくようなものなので、ここを毎日歩くのはなかなかすごいなって思う。7時半にはりきって家を出て行ったよ。12月15日
ブリコラ作業もしたいけど、その前にいろんなことを話したくて、子どもたちがいると落ち着いて話せないので学校と園が休みになる前(19日から冬休み)に話したい、とず~~~っと伝えていて、18日に話すことに。ひょーさんはスケジュールを立てて人と共有するのが並外れて不得意。未来をイメージするのも不得意。その場の感覚で進む人。だけどわたしたちもう20代でもなく、そろそろ30代ですらなくなっていくっていう歳なので、想いと勢いだけですべてを越えようとするのしんどい。言語化して共有して計画たてて進むことも大事だと思う。なのでそういう話をしたいんです、とても。
12月16日
二学期おつかれさまでした会を学校でするとかで、バナナスコーンをたくさん焼く花種さん。食べるイベントがとにかく多い彼女の学校生活…。12月17日
樹根が「ママ、きょうりゅうってもういないんだよね?」と言うから「うん」と言うと「ほんとだね?うそだったらハリセンボンか、ぎゅーするかだよ!」と睨んできた。ぜひぎゅーしてほしい。12月18日
花種さんは学校終業日、樹根の園でクリスマスの集い、そしてひょーさんと話そうと言っていた日。だけど、なんだかかんだで園の行事に参加できないし、話す時間もなさそうと言うので、どういうことなの?ってけんか大勃発。もう何度大勃発するのかしらって感じで、いい加減にしたいところ。12月19日
どうしようもない気分の時は美味しいものを1人で食べるくらいしか気分転換がうかばないけど、沈んだ心は美味しいものの味も半分くらいしか感じられない。あ~もったいない。12月20日
人と人が一緒に何かを築こうとしたら、ぶつかるのは当たり前だしそもそも何かを築けるなんて、そんなのは思い込みかもしれないし。でもわたしは諦め悪くて欲張りだから、一緒にいるなら何かを築きたいって相手にも求めることをやめられない。ぶつかって傷ついているのはわたしだけではないのだろうし、でも傷つくこともなくなったらイヨイヨ関係を諦めてるってことだしね。ということで今回もなんとかひょーさんと和解。というか、再度やっていきましょうってそれしかない。やっていくしかないのだから。12月21日
年末に向けていろんな進行差し迫ってわちゃわちゃ。そんな中、けんかしたからこそ(?)レコード完成させよう!と火がつき、作業ガンバル(怪我の巧妙的な?)。かのディーダー・ラムスを想起させる美しいレコードプレーヤー作りなんて、繊細な作業苦手な我が家としてはなかなかハードル高い。12月22日
1日ブリコラ作業。今年の冬はめちゃくちゃ寒いと思う。寒すぎて部屋で作業しているので、この上なくカオス。樹根のドライバー使いが随分上達してきた今日この頃。ネジも1人で入れられる。12月23日
仕事も終わらず、ブリコラ作業も終わらず、でも樹根の保育園の先生とスタッフの方たちに、お菓子を焼く。ホワイトチョコレートをかけたココアスコーン。言葉だけじゃ伝わらないかもしれない感謝を形にして届けたかった。ちゃんと手で渡せるものを届けたらすっきりした気持ちに。形は時々、とっても大事。夜悲劇が起こる。樹根がレコードプレーヤーの針部分を壊してしまった…。熱心に作業をしていた故の失敗。だけどプレーヤーが動かなくなるという予期せぬアクシデントによって、完成も見えてきていたブリコラ、一気に暗礁に乗り上げた…。12月24日
クリスマスイブ。恒例の鶏の丸焼き、花種さんのリクエストがピザとグラタンなのも恒例。ケーキは花種さんと樹根にお任せ。けんかしながらも2人で作ってくれた。仕事をはやめに切り上げて帰ってきたひょーさん、じいじも来て、イブのお祝いをした。「サンタさんくるかな~」と樹根。ベッドに入った後、わたしの好きなクリスマスの歌を小さい声で歌ってくれた。12月25日
家族全員寝坊。8時半頃起きた。ちゃんとサンタはもみの木の下にプレゼントを置いておいてくれました。花種さんはうさぎのルームシューズ、樹根はネジを締めて自分で作る自動車のおもちゃをもらった。大喜び。その姿にしあわせな子たちだな、と思う。そんなわたしもしあわせものだ。12月26日
隣町の図書館へ。年末年始の休みがあるので、いつもより多く借りることができるようになっていて子どもたち大喜び。仲良しの司書さんに恐竜について樹根が熱弁していると、司書さんは樹根を女の子だと思っていたことが発覚。「おれ、おとこだぜ」とことさら男らしさを強調する樹根。12月27日
リサイクルショップを覗いてみたら、探していたレコードプレーヤーが1500円で売っていた。背に腹は変えられない。壊れたプレーヤーの代わりにすべく購入。ここでやめてしまったら、作りかけていた木の枠とか塗装とか、どうするのって話だし。ということでどこかの誰かが使っていたレコードプレーヤーを材料に作業再開。12月28日
年末年始はいつも三重のひょーさん実家に帰っていて、子どもたちは楽しみにしている。だけど今年は帰っていいものなのか。お義父さんお義母さんは帰っておいでよと言ってくれてるし、ドアtoドアで車でなら…。いやでもやはり。12月29日
やっぱり帰らないと決めて花種さん大荒れ大暴れ。樹根は「え~~」と泣くけど切り替えも早い。切り替えられない花種さんはいつまでも床をごろんごろんとして、顔真っ赤に号泣。家族で過ごせるだけでありがたいよ、とお決まりのセリフでなだめようにも耳にも心にも届かず。仕方ない。藤野でお正月を迎えるのって実は初めて。12月30日
大掃除の終わりをどこにするか問題。換気扇、冷蔵庫の中はできたし、まあよい。花種さんがクラスメイトに年賀状を書く横で正月料理を作る。野菜の飾り切りがとてもいびつになりましたが、まあよいまあよい。12月31日
引き続きお正月料理を作っていたら、子どもたちも「やりたい~」と参加してきて、こんにゃくやかまぼこを飾り切りに。いつもはひょーさんの実家にまかせっぱなしだったお正月料理を一緒に作れて、こんな年だからこそのいいこともあるね、と話す。1月1日
あけましておめでとう。今年は牛年。仔牛が牛乳飲んでいる映像見て「牛って牛乳飲むんだね~」って新年早々迷言放つひょーさん…。そもそも牛の飲み物です。おせちとお雑煮食べようという時に、花種さんとひょーさんがモメテとっくみあいになったりと、今年もさっそく騒がしい。濡れた餅がきらいなひょーさんにとって、元旦は年に一回、濡れた餅を食べる日。1月2日
藤野でお正月を過ごすのだから、と近くの山、陣馬山へ。朝8時頃出ようといっていたのに家を出たのは12時頃。装備がなくてコンバースというナメタ登山スタイル。案の定時間ぎれで山頂までたどり着けず、お芋とリンゴ、ホワイトチョコのおやつを途中で食べた。楽しかったけど、次回はあらゆる準備を整えて山頂までいきたい。下山途中で樹根が昼寝してしまい、おぶっておりたひょーさんは家に帰ると「もう背中が割れた~」と。起きた樹根はそれを聞いて「おしりしかわれてないでしょう」だって。1月3日
おせちと煮しめも今日で食べ尽くし。夜遅ればせながらの初詣。近所の石盾神社へ。やっとお参りできて心すっきり。めずらしくひょーさんが長い時間手をあわせていたから「なに願ったの?」と聞くと「自由でいられますようにって」と言っていた。緊急事態宣言がまた、出るとか出ないとか。1月4日
レコードがようやく、完成。板で覆ったスピーカー部分に音が鳴るよう穴をあけるのに四苦八苦(ひょーさんが)。レコードが回転する部分も白く塗装したら、レコードにも塗料がついちゃうことがわかったり、かつてなく何度もやり直しになり、大変だったけど「やってみて、失敗して、またやって、できあがる。その過程に意味があるよね」(BYひょーさん)そうね。すべてに意味があったんだわ、といつも思える今でいたいね、ブリコラージュだけじゃなくってさ。レコードのある暮らしも悪くない。今のところ、レコードは一枚しかないけれど。<< はじめに 連載もくじ >>
中村俵太(父/夫)
「HYOTA」として空間デザインを生業にしつつ、中村家のあらゆる『家族』活動のディレクター的立ち位置も。決断力と実行力はあるけど計画や段取りは非常に苦手。人見知り。日本生まれ日本育ちなのに日本語がおかしい。極めて楽天的でポジティブ。家族愛は強いがピントがいつもややずれがち。
中村暁野(母/妻)
家族や生活をテーマに執筆活動を行なっている。理想を追って突っ走りがち。でもその突っ走りによって人生動かしてきたという自負もあるので、引き続き突っ走る気まんまん。ブリコラ生活の果て2021年夏「家族と一年商店」がオープンし小商店主という予想だにしていなかった人生展開もスタート中。
中村花種(娘)
繊細で敏感な子ども時代を経て、現在爆発的パワーで家族を圧倒する思春期入り口の13歳。極度の内弁慶だったけれど藤野暮らしの中で壁を越え、自分の世界を築こうと成長中。現在両親のやることなすこと、言うことスベテが気に入らない反抗期真っ只中。
中村樹根(息子)
マイペースでごきげんな6歳児。人類みな友達的オープンマインド。恐竜がだいすきで1日の半分、心は恐竜の世界へ。甘いもの大好き。虫歯になりがち。姉とはトムとジェリーのような関係。
バター(うさぎ)
花種さんの膝に飛び乗るすきを常に伺っていた、アメリカンファジーロップのオス。2022年の3月、天国へ...。花種さんの部屋の前の、ユスラウメの木の下に眠っている。
家族カレンダー
中村暁野定価 1760円(本体価格1600円)
ひとつの家族を自身の家族で取材して制作する雑誌『家族と一年誌 家族』編集長である著者による初めての自著。ブログに綴った5年の間には、たくさんの幸せな日とそうでない日とがありました。「家族」を通して自分と社会に向き合い続けた実験の記録。一日々々のかけがえのなさを感じられる一冊です。
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