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● 11月 _3
 アルーゴビ/じゃがいもとカリフラワーのカリー 

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カリフラワーのカリーが食べたくて作りました。
入っているものは数種類のインドの豆と
カリフラワーと人参、たまねぎ、畑でとれたじゃがいもです。

インドでは、じゃがいも(アルー)とカリフラワー(ゴビ)のカリーを
アルーゴビといいます。
お皿にのせたのは胚芽米のごはんと
もやしのアパートで作った自家製レッドクローバーのスプラウトです。

インドでホームステイしていたとき、
その家のお母さんがいつも三食作ってくれていました。

カリーはごはんのときとチャパティ(全粒粉の薄いパン)のときがあって、
ときどきお母さんはお米と水の中に
皮付きのじゃがいもを丸ごと一個入れて炊いて、
ご飯が炊きあがったときに
じゃがいもを崩してごはんと混ぜて出してくれるのですが、
それが炊きたてのごはんとほくほくのじゃがいものいい香りがして、
それは「しあわせのご飯」でした。

チャパティのときはカリーをつけて食べて、
最後の一枚はデザートとして
チャパティの上にバナナをのせて巻いて食べるのです。
それは「にっこりデザート」でした。

カリーを食べるとき、そんなインドでの思い出がよみがえります。
ホームステイ先のインド人のお母さんは、
私が帰国する日、泣きながら手を振って見送ってくれました。



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